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現代の神さまの在り方「真・女神転生Ⅳ FINAL」

今年最大のトピックである「真・女神転生V]の発売まで一か月を切ったぞ。そろそろ歴代メガテンをプレイしてテンション上げて開幕スタートダッシュを切りたいコケです。

ま、開幕スタートダッシュってなんやねん感じですが特に意味ないです。こころもち、気持ちの問題です。映画観るぞって時になんとなくポップコーン用意しとくと、如何にも映画観てる!って感じになれるあれと似ています。

真・女神転生はダークな世界観とマルチエンディングストーリーが特徴のRPG。物語中に「何を選び選択したか。」で物語の終わりが変わり、中には人として辛い選択を強いられる事もあり、「選ぶ」という箏がいかに人生において大切で貴重な体験であるかを思い知らされます。

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「それ言わせますか。」と言う事も選ばないと、手痛いペナルティをもらう事も。しかしその「選択権をプレイヤーに与える」スタイルが、「この世界に直接干渉して、今ゲームしてる!」と言う気分を盛り上げてくれます。結構大変ですけど、やりごたえバッチリで全ての伏せんを回収するのも面白いです。

基本的には神話にちなんだお話なのですが、神話をなぞる物語ではなくて、現代の東京と神話を混ぜ、今風にアレンジされたところが凄く面白い。

例えば、「真女神転生Ⅳ FINAL」では、神や悪魔の解釈が、「素粒子」と言う極めて現代科学の柱として外せない考え方を「神や悪魔」として捉えています。「みえないのだけど、いるんだよ」って事です。

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世界は近代化し、西洋科学が発展したことで今までは神さまの御業だと思われていたことが実は自然現象であり、条件次第では「いつでも起こりえることだ」というのが分かってきて人々は対策を立てることができ、全て神頼みだった太古とは違い、世界の主だった頃の神さまは力をそぎ落とされつつあります。

そして社会は太古とは違う忙しさがあるので、神々を崇めている時間が減りました。「生活がいざヤバい」って時ではないと、神さまの出番って無いように思えモスマン。

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人が神々について考える事が減り、元来の「人を導く主導者」としてあった神さまの立場が現代では変わっていると思われます。

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太古では畏れや恐怖などから「従わせ、崇めまつらせる」のが神々の本分であったのに対し、現在では「人に寄り添いサポートする」役に変わってきたと感じます。

それは人が、原因はなんにせよ、「真Ⅳ F」の東京の人々が「神を必要としない道」を選んだように、この時代の人々が「神さまの様な存在の力は、今を生きる自分たちに具体的に活かされないと意味がない」という認識を選んだからだと思います。


「風の時代」または「多様性の時代」と言われる今、空前のスピリチュアルブームになっており、神さまについて知ることが身近になった様に感じます。「みえないのだけど、あまねく存在するもの」として常にあり、大きな天変地異などが起こる時だけ助けを乞う存在だけではなくなった。

特定の人だけが分かり上から指示されるのを待つのではなく、いつでも誰でも必要な時にこちら側からインタラクティブに働きかけることができ、日常の中でもどこからでも応援してくれる存在として神さまは姿を変え、人々の中に顕現しているではないでしょうか。

神さまたちの「在り方」が時代により変化しており、ここ数年AIでの説法や神さまがロボット化している動きもあります。


実際、神さまのサポートを受けているのか分かりませんが、少なくともコケの「真Ⅳ F」の神や悪魔たちの仲魔は主人公をサポートする側にした方が戦いは楽です。ボス戦で魔法やスキルで主人公の能力あげまくって、敵の能力下げ切ってから、特大ダメージで一撃で倒す!のが快感過ぎて辞められません。

なんだかんだ、手伝っていただいてますね。ゲームでも。いや、ゲームだからか。

コケでした~。














サポートいただけるなんて奇跡が起きるのかは存じ上げていませんでしたが、その奇跡がまさかまさかに起きました!これからありがたくゲームのオトモ代(コーヒーとかお茶)いただけると大変喜びます。サポート設定ってあなどれないぜ…。