Bet SizeとDefense戦略の関係

UTG~BTN openに対するpreflopのBB defense戦略をまず考えます。Sizeは3x, 2.5x, 2.25x, 2xの4種類で、rangeはいずれも同じとすると、それぞれに対するBB defense戦略は理論的には以下のように考えられます。

「相手のopen sizeが小さいほどcallするために必要な額が減るので、callする選択肢が有利になる。Foldが減って、より広いハンドでcallするだろう。3betするよりcallするほうがEVが高くなるハンドもあるだろうから、3betする頻度はむしろ低くなるのではないか。」

それではIP C-Betに対するflopのBB defense戦略は相手のbet sizeによってどのように変わるのでしょうか。

あなたはこのように予想しますか?

「Preflopのときと考え方は同じで、小さいbetに対しては多くのハンドでcallしやすい一方、raiseは少なくなるだろう。大きいbetに対してはraiseで抵抗する頻度が多くなるだろう」

Preflopについては正しいのですが、flopについては間違っています。


まずpreflopですが、相手のopen rangeを固定した条件で計算されたpreflop solutionsを使って、BBの3bet頻度(%)を調べると以下のようになります。

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またBBがcallする頻度は以下のようになります。

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