女性アイドルオタクがSixTONESとSnow Manを好きになった話〜SixTONES編〜

タイトルにもあるとおり、私は女性アイドルオタクである(ちなみに私の性別は女性です)。
始まりは小学生の頃。モーニング娘。のいわゆる黄金期にあたる時代で、安倍なつみさんと加護亜依さんが特に好きだった。地方住みだったこともあり、コンサートには行ったことがなかったが、CDを買ったり、モーニング娘。が出るテレビ番組や雑誌を見たり、グッズを集めたりしていた。
中学から高校にかけては、部活や勉強に勤しんでいたこともあり、ぶっちゃけ女性アイドルからは離れた生活をしていた。そのため、女性アイドルオタクとは言いつつ、この頃に大流行していたAKB48についてはほとんど知識がないのである。
大学入学と共に女性アイドル熱は再燃し、特にモーニング娘。、ももいろクローバーZ、乃木坂46を推していた。大学が首都圏だったこともあり、バイト代のほとんどをコンサートやグッズに充てていた。
そのうち、ハロー!プロジェクト全体を推すようになり、現在はアンジュルム、つばきファクトリー、BEYOOOOONDSを中心にハロヲタをやっている。

さて、そんな女性アイドルが好きな私が、SixTONESとSnow Manにハマったのである。これは自分の中では結構意外なことで、まさかジャニーズ(現SMILE-UP.)のグループを好きになるとは夢にも思わなかった。
というのも、私は昔からあまり"男性のカッコ良さ"みたいなものにキャー!となるタイプではなく、ジャニーズや男性俳優などを見て、カッコ良いと思うことはあれど、それ以上の感情が沸くことはなかった。むしろその分、"女性の可愛さ"に対して惹かれるものがあり、女性アイドルが好きなのだと思う。

SixTONESとSnow Manとの出会いは、2018年に遡る。社会人となった私は、再び地方で生活しながらハロヲタをやっていた。仕事も忙しく、なかなかコンサートにも行くことができない私にとって、YouTubeは手っ取り早くエンタメを摂取できる最強のコンテンツだった。
いつものごとく、ハロプロのYouTubeチャンネルを見ていたところ、おすすめにジャニーズJr.チャンネル(現ジュニアCHANNEL)の動画が上がってきた。
そういえばジャニーズがYouTubeを始めるとネット記事か何かで見たなと思いつつ、何となく再生した。

その時に見た動画がこれである。

動画を再生してすぐ、私は驚愕する。
テロップに表示された「森本慎太郎」の文字と、そこに映る若い男性。

「えっ…森本慎太郎って…あの森本慎太郎??」

ジャニーズに特に興味がない私だったが、テレビはよく見ていたため、昔ドラマや歌番組に出ていた彼のことを覚えていた。たぶん当時の彼の見た目が私の"かわいい好きセンサー"に引っかかり、印象に残っていたのだと思う。
そして数年振りに彼を見た私は、その姿に衝撃を受けたと同時にこう思った。

「あのかわいかった森本くんがこんなに男らしく成長したわけ!?めっっっっちゃ良いじゃん!!!!!」

今までになかった感情である。
神木隆之介くんや須賀健太くんなど、子ども時代から活躍していた人は、大人になってもあまり顔が変わらないイメージがあった。
それがだ。あの天使のような、まさしくスノープリンスの森本くんはどこへ行ったのだ。一瞬別人かと思ったが、面影は残っている。間違いなくあの時の森本くんが成長した姿なのだ。
それからはもう興味津々で食いつくように動画を見ていた。
しばらくすると、今度はテロップに「髙地優吾」の文字。

「髙地くんって、スクール革命に出てた子!?」

スクール革命!は日曜のお昼に放送していることもあり、昔は昼食を食べながら家でよく見ていた。番組の新レギュラーを決めるためのオーディションもリアルタイムで見ており、当時は失礼ながら髙地くんが選ばれるとは思っていなかった。いつしか番組は見なくなったが、髙地くんをスクール革命!のメンバーとして認識はしていた。

そんな訳でダブルの衝撃を受けた私は、SixTONESに興味を持ち、それからYouTubeの動画を見続けた。どの動画もとても面白くて、いつの間にか森本くんと髙地くん以外のメンバーの名前と顔も覚え、SixTONESは見れば見るほど魅力的なメンバーが揃ったグループだと思った。
そしてある時、この動画がアップされた。

YouTubeのプロモーションに選ばれたこと、広告や看板が出ること、ミュージックビデオを制作すること。初めてのことに対して懐疑と期待が入り混じった彼らの表情、その全てが事実だと明かされた時の彼らの反応を見て、何だか胸がいっぱいになった。
私はSixTONESのほんのわずかな期間しか見ていないが、彼らにはこれまで決して平坦ではない道のりがあったのだと分かった(その後グループ結成に至るまでの経緯をネットや雑誌で知り、普通に泣いた)。

私にはアイドルグループを推すうえで外せない条件があり、一つはメンバー全員を好きであること(=嫌い、苦手なメンバーがいない)、もう一つはグループにストーリー性があることである。
人の人生にストーリー性だなんて何様だと思われるかもしれないが、その人がどれだけ努力して、つらい経験もして今があるかと思うと、こちらも感情が乗っかって、応援したい気持ちが膨れあがるのである。

SixTONESのメンバーはもちろん言うまでもなく全員大好きだ。
髙地くんはオーディションを見ていたこともあり、もはや親のような気持ちで見ており、メンバーからイジられつつも愛されているところが良い。『Laugh In the Life』のパフォーマンスを見て、アイドルみの高さを感じ、めちゃくちゃ好きになった。ちなみに私は髙地くん寄りの箱推しである(言い方がジャニーズ的に合ってなかったらごめんなさい)。

京本くんは歌の上手さはもちろん、しなやかさと強さが共存したダンスが好きだ。お父様が京本政樹さんということで、他に売れる方法なんていくらでもあったはずなのに、ジャニーズJr.で真っ直ぐに努力を積み重ねて、SixTONESとしてデビューしたことも素敵だと思う。

田中くんはまずお顔が好き(超個人的理由)。そしてあのヤンキーっぽい見た目とは裏腹に、周りがよく見えていて、SixTONESのことが大好きなのが伝わってくる。一見アイドルをやらなそうな人がアイドルをしていることに萌える性質があるので、田中くんはドンピシャなのである。前述のYouTubeキャンペーン報告ドッキリ動画は、田中くんの喜びと戸惑いの反応が一番リアルだなと思った。

松村くんは、正直一番どんな人か掴みかねていたが、だんだんと、表にはあまり出さないけど熱い気持ちを持ってSixTONESとして活動しているのだと分かった。デビュー後に、松村くんの主演映画の主題歌をSixTONESが歌うことになった時、何の媒体かは忘れてしまったが、松村くんが「自分の仕事にメンバーを巻き込んでしまう」といった趣旨の話をしていた。とても思慮深い人だと思ったし、そういう考え方ができるメンバーがいるSixTONESは強いなと感じた(そんな松村くんへのメンバーからのアンサーのようなこの動画もとても良い)。

ジェシーくんは普段はおちゃらけているのに、パフォーマンスをさせたら歌とダンスの完成度の高さが凄まじく、そのギャップに心を奪われる。SixTONES結成に至ったのはジェシーくんの声がけがきっかけだし、6人の可能性を信じて行動を起こしたジェシーくんがいてくれて良かったと思う。パフォーマンス面だけでなく、精神的支柱としても、SixTONESのセンターにいるのが似合う子だなと感じる。

森本くんは、私がSixTONESとSnow Manを知るきっかけになった人だから、活動を長く続けてくれたことにとても感謝している。ジュニアの頃は決して順風満帆だった訳ではなく、いろいろなことがあったのだろう。子どもの頃にある程度活躍の場があっただけに、思い悩むことも多かったかもしれない。末っ子メンバーだが、しっかりした考えを持って真摯に活動していることはYouTube動画からでも伝わってくる。

そんな訳で、初めの頃は元気で面白い子たちくらいの印象しかなかったが、それぞれの人となりと彼らの歴史を知ってしまったら、それはもうSixTONESを好きにならざるをえなかった。
そこからはあれよあれよという間にデビューが決まり、デビュー後も勢いは止まることを知らない。
私はSixTONESの楽曲もとても好きで、様々なジャンルに挑戦していて、シングルもアルバムも毎回楽しみにしている。音楽にこだわりを持っているという点ではハロプロと通じるものがあり、そういう部分も好きな理由なのだろうと思う。
ちなみに私は『NAVIGATOR』が一番好きで、本当にたくさん聴いているし、カラオケでも何度歌ったか分からない。

あの時、ジャニーズがYouTubeに進出していなければ、今もSixTONESのことを知らずに生活していた可能性もある。知っていたとしても、ここまで好きになることもなかっただろう。
女性アイドル一筋だと思っていた自分が初めて好きになった男性アイドルなので、SixTONESは特別な存在であり、これからも自分のペースで追いかけていきたいと思う。

以上が私がSixTONESを好きになった経緯である。ここまでお読みいただきありがとうございました。

[Snow Man編に続く]

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