やー。無事、確定申告終えてきました。はじめての確定申告。
はー。間に合って良かった。去年5月末から入退院続きで帳簿もマトモにつけられてなかったし、領収書だって何がどこに行っちゃってるやらな状態だったし。退院してきたのは2月末だし。

うちはもう、そりゃあ地方の小さな受付会場なのかもしれないけれども。
会場着いたら午後1時半。会場外まで長蛇の列。
ちょっとでも間を詰めたいのか、後ろのオバチャン鞄だのムネだのガンガン当ててくるし。
それでもね、午前より午後の方がマシです。って紙貼ってあるし。マジかよ「ここから出るまで約1時間」て貼り紙は、会場に入ってからまだちょっと並んだ所にあるぞ。

えーえー。余裕で1時間以上立ちっぱなしで並びましたよ！
今回の手術が軽いものでよかったよ！
大腸全摘した後の退院後だったらまだ無理だった。

そして、会場内には恐ろしい事に、そういう感じの人がいっぱいいるのです。

未就学児を連れたお母さん。
まだ泣く事しかできない赤ん坊を連れたお母さん。
3才くらいのギリギリおんぶできるけど重いよね！？みたいな子をおんぶしてるお母さん。
80代くらいの老夫婦。

1時間以上も立たされた未就学児の女の子は、確定申告の紙を書く所で
「ママお茶飲もうよ。ママお茶飲もうよ。」×エンドレス
てぐずってた。そらそうや。書く所にも椅子だってないし。
あかんぼは並びはじめた時から泣きそうだったけど、30分も並ばないうちに案の定ギャン泣き。
おんぶお母さんも、重そうな子をおんぶしたまま立って確定申告書記入。子はオヤスミ。
老夫婦は交代で並べるだけまだマシだよね。
でも、もし夫婦で来られない状態だったらどうするの？
絶賛具合の悪い妊婦さんとか、見えない病気で立ってるのとか外に働きに行くのとか無理だからやむを得ず在宅で仕事してる人とかいたらどうするの？

えぇ、かくいうわたしも並びはじめて20分したあたりからお腹が痛くなりはじめて、確定申告書書く選挙の投票ブースみたいな所に通され(それまで必死で我慢)てまずstaffジャンパーを着た人に言ったのは「トイレいってきていいですか？」

何だ？税務署職員やら臨時スタッフやらが元気だからそういう事に気づかないのか？
受付会場が狭いから多くの人を並ばせるためには立たせとかきゃならないのか？
椅子用意したら費用がかかるからか？

なんかもー、

元気な人以外は確定申告スンナ。

て言われてる気分だよね。
マジ具合悪かったら釣りとかキャンプとかで使う、小さな椅子持ってった方がいいと思う……

じゃー確定申告始まってすぐ行けば？(すぐだと人少ないのか知らないけど)て言われても、わたしゃ入院中で行けやしなかったし。
一番人が少ないのは夕方4時前って職員から聞いて行った時だって1時間待ちであったぞ。

電車とかいろんな所では、昔に比べて随分具合の悪い人に配慮があるようになったけど、元気じゃない人や普通じゃない人は、まだまだ普通の人が気づかないちょっとした所で生き辛い。

元気な人には多分ほとんど気づかれないから、我々が声を出していかなきゃーならんのだろーけど、例えば今回の確定申告会場では、具体的にどうすればいいの？
おかーさん達やお爺ちゃんお婆ちゃんをまとめて、皆で職員に詰め寄る訳にはいかないし、せいぜいわたし個人が「並ぶにはあまりにも体調悪い(いや、今回は何とかなる範囲の具合の悪さだったけど)」て訴えるしかないんだろうか。

本当、外出れないけどいくばくかでも稼いでる、
障害者だけど、クラウドソーシングで月に１〜２万円稼いでいます。
こういう方だっているんです。

そういう人にも稼いでもらって、税金払ってもらった方がいいでしょ？
なのに何だこのシステム。

病院の受付だって、15分くらい立って並ばなきゃいけなくなってる所あるし『どうしてもやらなきゃいけない所』くらいは何とかしてほしいんだけど、どうにかなるのはまだまだ先なんだろうなぁ。

いわゆる社会的弱者の行動範囲を広げるためには、何をするべきか。

とりあえずこういうもので可視化してくれるだけでもありがたい。