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「好きなことを仕事にする」と欲の分解

・好きなことについて

自分は「やったことないことをすること」が好きです。
今まで経験したことがないことや学んでいなかったことをするのが好きです。
なので今半分フリーランスのような形で働いています。
でも、フリーランスになる直前までそれが好きなことなんだと気づけませんでした。

なんとなく家にあったギターを弾いて、なんとなく音楽が好きで
音楽が好きだからサウンドエンジニアをして、と
自分が音楽が好きで、好きなことを仕事にしたいから
音楽の仕事に就かなければならないんだ、と思っていた時期がありました。
サウンドエンジニアとして働くことができた際、
やっと好きな仕事でお金をもらうことが出来たと思ってました。
実際数年、働いた結果、音楽が好きではなくなりました。
その時は気づかなかったのですが音楽が好きじゃなかったんだと思います。
ギターを弾いて楽しかったのは音楽が好きじゃなくて
サウンドエンジニアをしてて楽しかったのは音楽が好きじゃなくて。
本当に音楽が好きなんだと思い込んで思い込んで自分を追い詰めてただけでした。

会社員としてエンジニアをやって、やめることを伝える直前に
本当にこれでいいのかと悩んで、好きなことに関して考え直しました。


・好きなことについて考えた結果

考えて考えて、自分は音楽が好きではないんだという結論に達した際に
本当に会社に居づらくなりました。
サウンドエンジニアをしてご飯を余裕持って食べれる人は本当に少なくて
もっとやりたいと思っている人はいるし、もっとふさわしい能力を持っている人もいる、そんな人達に申し訳なくなりました。
そして、耐えきれなくなってやめることを伝えることにし
迷惑もかけたくなかったので引き継ぎ期間として半年ほど働き
せめて綺麗に辞めようとしました。

・好きなことの分解

引き継ぎ期間が終わるまでに自分の好きなことはなんだろうかと
再度考え、答えが出なかったので、もっと単純な欲求的な部分に関して
探ってみようと考えました。

自分がギターを弾いていた際に楽しかったのはなぜだろう
ミックスをしてる時ワクワクしてたのはなぜだろう

楽しかったことに関して共通点を探しつづけました。
そして結論として、好奇心の部分が他人より強いことに気づきました。
知らないことがあればすぐ調べるし、やったことがないことがあれば
やり方を調べるし、知らなかったことがあれば調べる、出来ないことがあればやり方を調べて出来るようにする、等
好奇心を刺激されるようなことがあれば楽しいと思うのに気づきました。

そこから具体的に好きなことに落とし込む上でちょうどいい言葉が
「やったことないことをやる」のが好き、でした。

・悩んでいる人へ

今自分がいる環境は
正しいやり方もなければ、自分がこれがしたいと思えばできる環境です。
その代わり自分で学んでいかなければならない環境でもあります。
なかなか無い環境ではあるのでとても恵まれていると思ってます。

もし、これを読んでいる人でどんな仕事に就こうか悩んでいる人がいれば
根本的な本能的な欲求的なところまで、楽しいと思うことを分解していき
自分が何の欲求を満たすために日々過ごしているか考えたら
ちょうどいい言葉が見つかるかもしれません。
自分の場合は好奇欲求を満たすことに存在意義を感じてました。

何かを集めるのが好き(保存欲求)、であればそれを手に入れるためのお金を貯めなくちゃなのでお給料の良いところとか
家でまったりゲームするのが好き(生活安定欲求)、であれば自分の時間を大事にできる時間の融通がきくところで働くとか

自分からすると好きなことを仕事にしているのと
好きなことのために仕事をするのもあんまり変わらないような気もします。
もし、好きなことを仕事にすることに関して
やりたいことが見つからないことに関して
悩んでいたり、プレッシャーを感じているのであれば参考していただけたら幸いです。

それではまた٩( 'ω' )و

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