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〈それ〉がない日記㉝

20240217 
 8時半。この時間まで寝ていてよい幸せよ。休みって、いいね!

 それでもバタバタと出かけていった先は体育館。とある少女に誘われて、ゼロくんとバスケットボールの試合を観に行った。最後の大会、負けたらそこで引退。もちろん優勝してもそこで引退。あぁ、そういうのっていいよね。普段は見せない姿、とにかく必死に走り、必死にボールを追い、転んで、闘う。どの少年少女も100点です。
 ときにコーチ陣の言葉が荒いチームがあるのは気になるけれど。そう、昔はそれが普通でした。
 私が中学生のとき、特に1年生のときは縦社会が厳しい。もちろんそれで学んだことも多いけれど。1年はスパイク履いてはいけない。とにかく声出し。先輩に「ポカリ飲ませろ」とか言われて水筒を差し出したり。上の学年になると、下からはなにやらそういう空気がない世代の登場。間にはさまれて小さくなる。3年のときの顧問が厳しかった!ふがいない試合をしたあとに「今週中に全員ボーズにしてこい」だの「今から腕立て500回な」だの「水飲むな」だの。試合中にお腹蹴られた子もいたな。貧血で倒れたときには舌打ちされたな。
 本当にしんどい思いをしたけれど、不思議と今は「あの教師め!」と憎む気持ちがない。受け入れていたのだろうなぁ・・・数年後、たまたま再会したそのときの顧問。そんなに怖い印象もなく、気さくにお話できた。いま、どこで何をしているんだろう。生きにくいだろうな。
 さて、当の少女のチームは見事一回戦突破。2試合目を観る時間はないので抜けたけれど、どうかな。一生懸命できていたら、それでいいな。
 ゆるやかな午後は少しだけ模様替え。すると・・・棚の裏から〈つ〉が出てきた。片けが苦手なくしちゃんに仕業だな。家具がぴたりはまたところでおしまい。今日は鍋とビール。日本酒。明日は早起き。超、早起き。寝よう。と思たら洗濯まわていなかたー!

 つらい。

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