数年前、母からルビーの指輪を受け継ぎました。

譲り受けたものの、
デザインが自分にはフィットせず。
指輪をつける機会がなく愛着もわかず月日だけが経ち、
ただ持っているだけの指輪になんだかモヤモヤしていたので
思い切ってジュエリーリフォームをしました。

インスタ投稿したこの指輪について詳細noteです↓

最終的にPALAさんにお願いし、とっても素敵な指輪にしていただきました♡
PALAさんのインスタでも紹介投稿あったので貼っておきます↓

どういう経緯でジュエリーリフォームに至ったのか、
どうやって依頼先を探したのか、
完成するまでのやりとり、かかった金額、期間など書きました。

母から受け継いだルビーの指輪

二十数年前、父が海外出張に行った際のお土産でもらったそうです。
詳しい経緯は知りませんが、特別なプレゼントではなさそうでした。

指輪のデザインは石座の高いゴールドリングでルビーを中心に回りがメレダイヤで囲まれています。

普段使いするようなデザインではなく、
母自体がこのルビーの指輪をしているところは1,2回しか見たことがありません。誰かの結婚式に着けてたようなうっすらとした記憶があるぐらい。
たぶん20年近く母はこの指輪を持っていたのに出番が1,2回ってなんだかもったいなぁと娘ながら勝手に思っていました。

もともとファッションに無頓着な母に、当時何故父はルビーの指輪をお土産で買ったのか謎ですが(海外出張記念？長期ワンオペ育児への罪滅ぼし？)、母も高齢なのでますます指輪をする機会はなく私の手元にやってきました。

私はジュエリー・アクセサリーは大好きなのですが、
服のテイストはカジュアル一辺倒。
持っているジュエリーはフラットなデザインやシルバーが多い。

子育て中というのも相まって石座の高いルビーのリングを着けてどこかに出かける機会はなく、コロナ禍で結婚式参列する機会もなく、受け継いだ指輪が日の目を見ることなく年月が過ぎていきました。

年月が過ぎる間に幾度と「ジュエリーリフォーム」という選択肢が浮かびました。

『ジュエリーリフォーム』で数年検索し続ける

ふとしたときに譲り受けた指輪のことを思い出し、
「いつかジュエリーリフォームしてみたいなぁ」とネットで検索。

『ジュエリーリフォーム』で検索すると
リフォームを専門に行っているまたはブライダルジュエリーがメインだけど、オーダーやリフォームを行っているお店が検索にひっかかりました。

before→afterの写真があるとわかりやすくて色々見ました。
延べ100種類以上ネットで画像を見たと思います。

ただ、ビフォアアフター写真を見ても
「リフォームしてもなんかときめかないデザインだなぁ」
「『ザ昭和』から『平成初期』くらいになった程度のリフォームは嫌だなぁ」とあくまで私の個人的好みで気に入るものがなかなかありませんでした。
リフォームに数万払って結局なんかそこまで好きじゃないデザインになるくらいだったら指輪を思い切って売ってしまい、そのお金で今風のファッションリング買った方がいいんじゃないか？とも思いました。

よくあるジュエリーリフォームでフクリン（覆輪）留めが一時、デザインとして有力候補でした。フクリン留めは石の周りを囲むデザインです。これが一番安くリフォームできそうかつ完成イメージがつきやすいので有力候補でした。
でも数万払ってフクリンのようなデザインにしたとして
「ときめきながらその指輪をつけるのか？」
「人生を共に歩む指輪となるのか？」と考えると…否。
フクリン自体がダメというより、あくまで私の持っている指輪の石のサイズ的ときめく感じにならなさそうでした。
フクリン留めでも石や全体のバランスによっては素敵な指輪はたくさんあります。

そんな感じで検索しては「こういうのなら良さそう？いやでもなんかピンとこないなぁ。」を繰り返していました。

まずは一歩進めてみよう

やりたいことリスト100みたいなものに
「ジュエリーリフォームをする」をここ数年ずっと書き続け、いつ実現するかなぁとぼんやりと思い続けていました。

2023年から「コロナはもう収束したよね」と思えるようになり、いろんなことを再開し、新たな挑戦もし始めました。
うまくいかないことも多々ありましたが「経験は無駄じゃない」と思えることがほとんどでした。無駄じゃない、と改めて思えたのは乳幼児育児、コロナ禍でそもそも何か新たに経験することすら難しかった時期があった反動かもしれません。
次は「ジュエリーリフォーム」という経験自体をしっかりやってみよう！と思い、検索だけでなく何かしら行動する、を意識しました。

再びジュエリーリフォームを検索していく中で、インスタでこの投稿が気になりました。

↑ちなみにこのアカウントは乗っ取りにあってしまったそうで💦
今は「palajewelry_official」が公式アカウントです。
公式サイトのジュエリーも見て、
「ここのデザイナーさんなら何か同じ雰囲気の素敵なジュエリーリフォームできるかも！？」とビビッときて、パラジュエリーに問い合わせすることにしました。

ジュエリーリフォーム問合せ

まずは公式サイトからメールでジュエリーリフォーム自体がお願いできるのか問い合わせました。

メールで大丈夫ですよ、すぐ返信がきたので日程調整し、
Zoom（オンライン）で打ち合わせすることに。

振り返れば、これまでジュエリーリフォームに具体的に行動に踏み出せないでいた理由のひとつに「来店」というのもありました。
家から近くにお店がない、東京まで出れなくもないけどお店に1-2回は足を運ぶのは面倒だなぁと思っていました。
ですが、昨今オンラインMTGが普及したおかげで普段からオンラインMTGをしているので何の抵抗も不安もなくZoomでの打ち合わせができました。

Zoomでの相談の前に、事前に指輪の形・サイズ・普段してる指輪のイメージを伝えるべく資料作成しメールに添付しました。
お店の方から「写真をください」と言われたわけではなく、
オンラインでの打ち合わせで実物の詳細がカメラ越しになるので写真を送った方が話が早いかなと思い作成しました。←仕事マインド
仕事と同じマインドでこういうことした方が話早そうだな～と思うとプライベートでもせっせと事前資料用意したり、必要事項リストアップしてしまう性格です。

ジュエリーリフォーム相談

Zoomでのオンライン相談では
どんなデザインがいいのか、予算は、サイトで気になるデザインはあるかなどを話しました。

もともとデザインとしては石の上に縦に石留めが覆いかぶさる形が気になっていました。
PALAのサイトでいうとこのデザイン↓

予算は正直5万ぐらいで収まると嬉しい、と思ってましたが
指輪の土台の部分を大きく変える、というか新しく作ってもらうとなるとそれなりに費用が掛かることがわかりました。ですよねー・・・

土台を10金、あとはリングではなくペンダントチャームにするなど
計4パターンほどプランを頂き検討することに

最終的に私は「②幅広フラットリングにルビーの指輪」を選んだのですが、他も悩ましかったです。

①スカーレットリング(手のリング)は↓のことです
手のリングに指輪みたいな部分に私の手持ちのルビーの石を付けるプラン。
これも絶対かわいいよなぁ…

③はお手手のモチーフにルビーを付けるというチャームのプラン
写真だとダイヤですが、そこをルビーにして10金で囲む

④はもともと気になっていた石の留め方で
写真より持ち込みの石が小さいのでもっと細めにするver

今回指輪が希望だったのでまずは①②④に絞り、そこから
ルビーなので土台はシルバーよりゴールドだよなぁと
①か②まで絞り、
幅広のデザインきっと可愛いよなぁと②でお願いしようか、
でも予算オーバーなので見送るか…？で悩みました。

②が唯一既存商品にないデザインなので完成イメージが想像しきれない不安がありました。でも「きっと可愛いはず」という期待と願望がありました。

予算オーバーではあるものの、他のお店で安く予算内でリフォームできても無難なデザインになってしまったら「新品で何か好きなもの買った方がよかった？リフォームしなきゃよかった？」とか思ってしまいそう。
リフォームには使わないメレダイヤと土台のリングはどこかで売却すればトータルで予算に近づく気もするかも？などなど考え、悩み、
最終的にはジュエリーリフォームという経験もはや冒険に踏み出してみたくなりました。

ジュエリーリフォームという冒険

「幅広フラットリングにルビーの指輪」というデザインで依頼をし、オンライン決済も済ませました。

制作に入るべくまずはPALAさんからリングサイザーが自宅に届き、指輪のサイズを決めてメールで連絡、そしてお店へ指輪を送りました。
お店に直接持ち込みも検討しましたがちょうど東京に行く用事とお店の営業日が合わず発送することにしました。

その後制作に入っていただき、
おおよそ1ヶ月後、自宅に宅配便で届きました。

できるまでの1ヶ月間はどきどきしつつも、日々の仕事や家事育児に奮闘してたのであっという間でした。

もともとのクラシカルな指輪からこんなに違う印象の指輪になるなんて感動。
土台はオーダーメイドなのでリフォームというよりはオーダーメイドジュエリーなのですが、想像していた以上に幅広のフラットにこの縦の石留め方がカッコイイ。

石の横から光が入ることでもともとのメレダイヤで囲まれていたデザインのときよりもルビーの赤み、光に当てるとピンクの可愛らしさも感じられ、石そのものの魅力が引き出されてる気がします。

幅広で、存在感はあるものの、
フラットな形なので着けていても邪魔になる感じはありません。
もともとリフォーム前のデザインは石座が高くて服に引っかかりやすかったのでそれがなくなって嬉しい。

余談ですが、
ルビー以外（メレダイヤと土台）はリメイクには使わないのでルビーだけ除かれた状態で手元に残りました。
これを別のものにリフォームに使うのはちょっと無理がありそうなので貴金属買取店に持ち込んでみたところ12,000円で買取してくれると。
高いか安いかもわからないですが、中心のルビーが外れた不完全な中古の指輪一万以上の価値がつくのならよいのでは？と思ったのと、別のお店まで行く手間をかけたくなかったというのもあり、即決で売却しました。

世界に一つだけ、自分のために生まれ変わった指輪を着ける特別感。
サイズだけでなく、身につけたときのなんとも言えないフィット感。
パワーをもらえるような感覚。
家でただ眠っていた指輪がジュエリーリフォームという冒険に出てパワーアップして帰ってきました。

家で眠っているジュエリーを「どうしようかな？」と思っている方に
ジュエリーリフォームの冒険を選択肢の一つとしておすすめします😻💍

私のお気に入りジュエリーに関する過去note貼っておきます↓