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☆詩☆

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ちょくちょく書いてた詩です(*´ω`*) お時間ある時にでも読んでって下さい♡
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記事一覧

戯言

戯言

気まぐれに掬われたある夏の日
花火の光に包まれながら
いつしかわたしはまあるい金魚鉢の中

部屋の片隅には大きな水槽
色とりどりの熱帯魚か泳ぐ

日当たりのいい場所に置かれ
生温い水の中
隠れる場所も水草もない
まあるい金魚鉢
時折覗き込む猫の視線に怯えながら
わたしはいつまで
ここにいるのだろう

生まれ変わったら今度こそ
大きな水槽でゆらゆら泳ぐ
熱帯魚になれるといいな…

瞼は永遠の夢をみる

瞼は永遠の夢をみる

いつからだろう…
夜中になり、さあ寝ようと
部屋の電気を消しても
眠れなくなった。
疲れてない訳ではなく
寧ろ毎日クタクタだ。
なのに何故なのか
目を閉じても
光が眩しく思えて
眠ることが出来なくなった。
昼も夜も起きている事で、
身体は日々つらくなってくる。
本を読んだり
散歩に出かけたり
凡そできる限りの
努力はしてみたけれど
どうしても眠ることが
出来ない。

ある日ふと思いきって
寝ない選

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虚無感

想う気持ちは虚しく
ただ砕け散る
硝子のように脆いココロ
失くしてしまえ

黒目がちな瞳
虚ろな瞳
見つめる先に
見えたものは闇
カプセル含む
その唇で
誰を壊したの

幼い頃の夢なんて
所詮は甘い戯言と
放つ言葉に
冷たい風が
追い討ちをかけた

想う気持ちは虚しく
ただ砕け散る
漆黒の闇に似たドス黒いココロ
殺してしまえ

既視感

それはきっと
ずっとずっと昔の
私ではない私の記憶
脳に刻まれたその記憶は
ふとした一瞬の隙に
私の脳裏に蘇る

漆黒の闇に
自由を奪われ
抗う術なく
震えながら
ただ時が過ぎるのを待つのだ。

友だち

わたしはずっと苦言を発するひとを遠ざけてきたんだと思う。
いつからなのか、それが意識的なのか無意識かどうかはわからないけれど、自分にとって居心地のよいぬるま湯にどっぷり浸かってきた。
彼と会わなければきっと、わたしはわたしのままで一生を終えたのかも知れない。
#詩 #本当の友だちって何だろう

死考

ひとはみな生きる為に
この世に生まれるという
でもそれはきっと違う。

ひとはみな生まれてきた瞬間から
死に向かい生きていくのだ。

生まれてくる前にカミサマは
ひとりひとりにやるべき事を教え
その教えを果たしたひとから死んでいく。

でもやるべき事が何であるかは
生まれてきた瞬間に記憶から消され
その為にひとは悩み傷つき迷いながら、
この世で苦悩する。

たとえ自ら命を絶ったとし

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Utopia

誰もが夢見る理想郷
夢幻に広がるutopia
君が目指すものの先
あるのは希望か落胆か
誰も知らない
この世界の果て
堕ちるなら君と何処までも
#詩

想い

夢見たものは 全て 幻影でしかなく
目覚めると そこには ありふれた日常
雑踏の中 行き交う人々は
特に 何かを 気にする訳でもなく
ただ足早に 目の前を通り過ぎていく

「ここにいるよ」 どんなに叫んでも
想いは誰にも 届くはずもなく

道端のアスファルトの隙間に咲く小さな花に
どれだけの人が気付くだろう

そんな事を思いながら 私もまた
ありふれた日常を 生きるにすぎないのだけれど

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Thought

先の事なんて見えないから

今を生きるしかない

答えなんて見つからないから 

今を信じるしかない

真っ暗な闇の中で君は

光を見つけるコトが出来るだろうか?

光輝く世界の中で君は

自分を見つける事が出来るだろうか?

そして世界が終わる時君は

幸せだったと感じることが出来るだろうか?

そっと瞳を閉じて

その一瞬を

少しでも感じること

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Presence

積み重ねられてく感情

塗り重ねられる嘘

幾つもの理不尽さに翻弄され

凍てつく魂

未来はどう変化する

そもそも未来なんて存在するのか

つまらないPRIDE

見え隠れする

偽りだらけのこの世界

誰の声も聞こえないのは

きっと

自分自身を壊してしまったから
#詩

Soul

生き急ぐかのように雑踏の中

消えていく魂の先にあるものは

永遠の楽園か漆黒の闇

誰も自分を見ていないし

誰も自分を必要としていない

そして、きっと…自分自身も

誰も見ていないし

誰も必要としていない

矛盾した気持ち

追い詰められる

Thinking circuit

何処に救いを求めるの❔

誰に救いを求めるの❔

魂の望む先なんて

きっと誰にも分かりはしないのに…
#詩

失うものなど何一つないと

思う気持ちに

嘘はなかった筈だった

大切なものを見つけた瞬間

未来を失う事を初めて怖いと思った

けれど

どれだけ深く

想いを持っていたとしても

きっともう僕には

君に伝える術はない…。

Because I have been already trash
#詩

bisque doll

瞳に映る全てのもの

見つめる先に

未来はなくても

ただ静かに

時を受け入れて

いつか朽ちる時がくるまで

いつか壊れる日がくるまで

わたしは

人形でいればいい
#詩