想い

夢見たものは 全て 幻影でしかなく
目覚めると そこには ありふれた日常
雑踏の中 行き交う人々は
特に 何かを 気にする訳でもなく
ただ足早に 目の前を通り過ぎていく

「ここにいるよ」 どんなに叫んでも
想いは誰にも 届くはずもなく

道端のアスファルトの隙間に咲く小さな花に
どれだけの人が気付くだろう

そんな事を思いながら 私もまた
ありふれた日常を 生きるにすぎないのだけれど…。

道端に咲く花に 想いを残して

#詩

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