死考

ひとはみな生きる為に
この世に生まれるという
でもそれはきっと違う。  

ひとはみな生まれてきた瞬間から
死に向かい生きていくのだ。  

生まれてくる前にカミサマは
ひとりひとりにやるべき事を教え
その教えを果たしたひとから死んでいく。  

でもやるべき事が何であるかは
生まれてきた瞬間に記憶から消され
その為にひとは悩み傷つき迷いながら、
この世で苦悩する。  

たとえ自ら命を絶ったとしても
その死が
最初から決められていたものであれば
また別の世界でひととなり生まれ変わる。  

でももしも最後までそれが何であるか
気付かないまま
死を迎えた場合
魂は何処に行くのだろう…。  

#詩

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