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徒然 よしなし モーニング日記~ESPRESSO D WORKS七里ヶ浜~

4月某日、鎌倉・七里ヶ浜のESPRESSO D WORKSへ。鎌倉で海の見えるカフェと検索すると上位に出てくるお店。

全席オーシャンビューということで、眺めの良さに期待して行ったら、確かにオーシャンビュー!一部が遮られているなんてこともなく、3階のテラス席はあまり天気が良くないせいか、人手不足のせいか、利用できなかったけど、カウンター席でも十分、海を満喫できます♪

モーニングメニューは、NY風パンケーキ(ベーコンとメープルシロップみたいな、甘い&しょっぱいコンビ)、フルーツののったパンケーキ、デリ&サラダなどから選んで、セットドリンク(コーヒー、紅茶、レモネードなど)は+350円。さらに+110円でカフェオレ、+220円でスパークリングワインも頼めます。朝からワイン、外国人みたい(笑)

で、頼んだのは
クロワッサン・エッグベネディクト(税込み1430円)
カフェオレ(495円)

クロワッサンにベーコン、アボカド、たまごに、温めたミニトマトが挟まっていて、おいしくってボリューミー。カフェオレは柔らかい甘さ。

少々お値段はしますが、眺めのよさを考えると適正かな~観光地値段でもありますし。また来たいという眺めのよさとおいしさでした。

海を眺めながら、最近再読している『風と共に去りぬ』に思いをはせる。

人と物事をぐいぐい引っ張るとスカーレットの行動力と、戦争などの時代背景が相まって、激しい物語だと思っていたけど、今回は、スカーレットの母エレン、乳母のマミー、戦後の農園経営を助けてくれる義弟になるウィル、そしてメラニーの静かな強さと、そのような人たちを物語に配置したマーガレット・ミッチェルの人を見る目の確かさと冷徹さに改めて気づいた。

人を、土地を愛し、自分なりのぶれない軸をもって、時代にほんろうされつつも、変わらない人々。

太陽の熱さは誰にでもわかるけど、暗闇に灯されたろうそくやランプの光のありがたさは見逃されやすい。ケアする人々、ネガティブ・ケイパビリティを持つ人々。

時代に合わせて、強く、たくましく、ずるく、時に人の心を平気で踏みにじっても、生き延びようとするスカーレットだけど、これらの人々をとても頼りにしていて、彼らがいてくれるから、奔放にもなれた。一人であのスカーレット・オハラが成立していたわけではない。

戦後の混乱期には切り開く人、戦い抜く人が必要とされる。ただ、社会の再建とは、粘り強く、誇りを失わず、生活を守って、生きていく人たちの日々の積み重ねが作っていく。

河合隼雄は「魂だけで生きようとする人は挫折する」といっている。生まれ持った個性、魂だけで生きようとするスカーレットは、社会性や人間関係をうまく構築できず、最後に大切なものをたくさん失ってしまう。

生きることの難しさ、人間の複雑さを考えさせられる再読だった。

◆ESPRESSO D WORKS七里ヶ浜
住所:神奈川県鎌倉市七里ガ浜1丁目4−11 2F-B
営業時間:8時~20時
アクセス:江ノ電・七里ヶ浜駅 鎌倉高校側へ徒歩3分


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