書くということ

書くという行為は、下世話なおばちゃん根性から切り離せない
けして高尚なものではない
こんなことがあってさー、こんな人がいてー、
みたいな、おばちゃんの井戸端会議を一人でするようなものだ

そんな下世話さを最近忘れていた
いえ、書くための色んなバランスが崩れてしまって、見ないふりをしようとしていた
自分を封じ込めていた

けれど、見て見ぬ振りしたくなるような、埋めてしまいたくなるような、なかったことにしたくなるような、下らなくて恥ずかしい、リアルタイムで差し迫ったもののなかに、
真理や温かみや、そういった全てがあるのだから、まったくほんとうに、厄介で手に負えないよ

2019年になって、令和になった

そんななか私は無為な時間を過ごし、時が過ぎることに怯えている
見えなくて掴めない時間というものに、名前がついているのは不思議なことだな

#コラム

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?