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Mz² vol.12 『人間ごっこ / RADWIMPS』

ども、青色で描いたほう担当のねこむらだよ。
vol.12ということだそうで。今夜紹介するのはこの楽曲です。

『人間ごっこ / RADWIMPS』

RADWIMPSってバンド、みなさんはどれくらいご存じですか?イカした弱虫の名の通り、なんか昔からカラッとしてんのかネチョネチョしてんのかよくわかんない妙な奴らなんですけど、新海誠監督の「君の名は。」で主題歌を担当したりで知名度がかなり上がったのかな。あれ以降めちゃくちゃに味を占めて毎回書き下ろしてるもんな……いやすげえけど……監督としてもバチンと表現者がハマった感じなんですかね。おれはぜんぶ観ていないのでなにも言えないですが。今作もドラマタイアップらしいんですけど、その辺の話はノータッチで。ごめんね。

彼らのヒット曲と言えばやはり王道のバンドサウンド、邦ロックのド真ん中みたいな曲調が多いんですが、そこそこ昔から少し趣向を変えた曲も演っていまして、特に『PAPARAZZI~*この物語はフィクションです~』やそれに続く『匿名希望』みたいな少しダークな作風、あと『Mountain Top』なんかの落ち着きながらも壮大なサウンドの楽曲が異色ながらもかなり好きだったおれ的には、この新曲はめちゃくちゃに刺さりましたね。

まあ、どちらかと言うと『アメノヒニキク』から続くダンスミュージックのエッセンスをさらに昇華させた感じですけどね。“ラッドは最近になって妙な方向に舵を切り出した”だとか、したり顔で批判する評論家気取りのクズには六年前からやってるよバーカ!!と中指を立ててやりましょう。いえいえ、好みは誰にでもあるものですからね。なんでもないです。あの頃がちょっとサカナクションっぽすぎたのに対して、今作ではマジでゴリゴリのEDMをやっちゃってますよねこれ。前にした『まにまに』の話じゃないけど、もう完全にドロップが存在してますから。しっかりと躍らせるための箇所が存在してる。それでいて世界観はしっかりと野田洋次郎。すげえいいね。MVのコンテンポラリーダンスも素晴らしいです。なんだこれ、動く絵画かよ。

サカナクションが同年にリリースしたコンセプトアルバム『アダプト』ではあえてこれまでの“らしさ”を取っ払った楽曲たちがめちゃくちゃに良かったのも対照的というか、どちらも同じく新しい試みをしているというか、まあすげえ良いってこと!今回は曲単位で紹介しておりますが、アルバム単位で考えるとあちらも確実にランクインしていましたね。いやラッドはサントラしか出してないけど。そのうちリリースされるであろう新譜も楽しみです。

ってな感じで、またこんど!

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