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Mz² vol.21 『Drive Living Dead / Enfants』

ども、大抵眠れば忘れるほう担当のねこむらだよ。
vol.21ということだそうで。今夜紹介するのはこの楽曲です。

『Drive Living Dead / Enfants』

アンファンってバンド、知ってます?もし誰か知っていたらちょっと詳しく教えてください。それくらいなんもわからん。ただ、めちゃくちゃに最高ってことだけはハッキリとわかる。どうやら22年から活動を開始したらしく、おれはMINAMI WHEELというアメ村で毎年開催してるありえんほど大規模なフェスで初めて彼らに出会って、煮え滾るロックンロールを浴びて、完全に食らっちまった。なんなんだ、こいつらは。ってのが初邂逅時点での所感。

正体見たり、LAMP IN TERREN。松本大、アンタだったか。どうやらバンドのドラマーが脱退した際に一旦は解散という形を取って、残ったメンバーでひっそりと再び結成されたのがこのバンドということらしい。いやちょっと説明が足りてなさすぎませんかねぇ!?公式Twitterのフォロワー、27kから1.7kになってますけど……たぶん元々のファンのほとんどが気づいてないんじゃないですかね……なんか改めてまっさらな環境に身を置きたいってことなんでしょうか。それはそれで良いと思います。かっけえよアンタ。

正直言ってこう、テラン時代よりさらに鋭利に研ぎ澄まされたものを感じるというか、ほんとに心機一転して今の自分が作りたいものを作っているって感じがしてめちゃくちゃに良いですね。まだ音源は公式YouTubeにて三曲アップされているだけで、それも配信すらされていないんですけど、正気か?はやくサブスク解禁してフィジカルもリリースしてください。頼む。

そしてこの楽曲、上記の経緯を前提として歌詞を読み解いていくともう本当になにも言えなくなりますね。おれは正直言うとテラン自体にはそこまでの思い入れみたいなものはなくて、まあちょっと聴いたことありますよくらいの立ち位置だったんですけど、21年秋に人生で一番愛していたロックバンドも活動休止したり、そのフロントマンが同じく22年春に新しいバンドを結成したり、いろいろあったわけですよ。だから、この歌詞がもうめちゃくちゃに刺さっちまった。一度はさよならと手を振ったはずなのに、刃渡り299792458センチのミュージックが静脈をズタズタに引き裂いていく。傷口から漏れ出すものが愛と形容できるのならば、もう少しだけロックンロールの魔法を信じてみてもいいんだろうか。あっいや、なんでもないです。これ以上のコメントは控えさせていただきますね。マジでめちゃくちゃ長くなりそうだし、そこは今回の本題ではないので。またいつか。ごめんやっぱこれだけ言わせて。スーパー戦隊のOP歌うってなに???

さて本題。やはりこの爽やかに前を向いて歩き出そうとするサウンドが最高ですよね。悲しい別れを繰り返して、綺麗な過去を思い出しながらも、もう行かなくっちゃ。無情にも流れ続ける時間は戻ってはくれないし、だからといって振り返っちゃいけないなんていう道理は無いし、未来に期待し、沈黙を破壊し、ただ歌い続けて見えてきた景色に弾み出す内心、まじパないし。すみません、内なるラッパーのギャルが出てしまいました。なんにせよ彼らの世界観は、おれがこれまで愛してきたものすべてをひっくるめて肯定してくれているような気がして、これからも目が離せないですね。みんなも一度きりの人生なんだから、好きなもの集めて聴いてアゲてこ!誰しも胸に着火済みのロウソクを抱えて、未開拓の未来へ駆け抜けてくしかないってコト!もうやりたいことしかやる時間ないじゃん!

ってな感じで、またこんど!

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