罪を憎んで人を憎まず・・・ってできますか?

ちょっと過去の話からそれちゃうけど。
よく「罪を憎んで人を憎まず」っていうセリフを聞く。

これって素晴らしい思想だと思うんだけど・・・・
時々ものすごくこの言葉が重くのしかかってくることがある。

私、何人かの同僚とチームを組んで仕事をしているんだけど
1人がとてもとてもたくさんのミスをする。
もちろんわざとではない・・・。
物事を整理して考えるのが苦手、いくつかのことを同時進行するのが苦手、
仕事に優先順位をつけるのが苦手。順番に進めるのが苦手。
焦るとフワーっとなってパニック状態になる。
何か処理をしているときに、急に他のことをしなければならない状況になるとその前にやっていたことを忘れてしまう



画像1


処理もたくさんある仕事。処理を忘れると色々と大変なことが起こる仕事。
もちろんお客様にも取引先にも迷惑がかかる。
ここ数ヶ月で10回以上のミスをしている。
都度、他の同僚で処理をする。
チームのトップはお客様に頭を下げ、取引先に頭を下げ・・・。

そのスタッフに状況を確認すると、いつも上のような話になる。
では、自分のやったことを見返しましょう。
振り返って自分がしたことを確認しましょう。
まずは落ち着いて行動しましょう。
メモに順番を書いて進めましょう。

様々なことを皆でアドバイスして、焦りそうになっていたら「ゆっくりね」と声をかけ、やってきた。
けど直らない。
結局、ずっと他の同僚で尻拭い。ミスがなければやらなくていいことをやる他の人。
チームのもっと上の機関に相談すると「ミスを誘発する処理フローが悪いんでは?」といわれる。
処理班は7人。他の6人はまったく問題ないのに?

・・・そんなこと通じないから、フローを見直しましょうか・・・となる。
でもやっぱり同じ人がミスをする。
今度は「新しいフローを覚えられないから」

うんざりする。
本人を呼び、トップと一緒に説明をする。
目を合わせない。腕を組んで会議室の机の端っこの1点を見つめて
「わからなかったんです」と言う。

この状態で「罪を憎んで人を憎まず」とやれる人がホントにうらやましい。
私はこの人と一緒に仕事しなければならないことにうんざりしている。
この人の起こすミスを残念に思い、この人を残念に思わないなんてことができないんだよ。


この人自身が残念で残念で仕方ないんだ。

私が心が狭いのか。アンタキライと叫びたい衝動にかられ、そんなこと思う自分がダメ人間なのかと逡巡している。
アンタがミスしなければ、私はこんなに悩まなくてもいいのに。
ミスした当日なのに、ケロっとしているその人を見ては、私は私を否定し続けている。

罪を憎んで人を憎まない方法を教えて、誰か。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?