中国の結婚式に行ったよ①

noteの海はたのしいなー!
noteの中だけで、いろんな世界を知ることが出来てうれしいなー!

素敵な旅行記を読みました(最高)


そういえば私、中国の結婚式に行ったことあります。

インスパイアされたらすぐ書こうぜ!
旅先では「心のシャッターを切るタイプ」なので、
写真は心のネガフィルムを現像しつつ、
裸一貫、文章でやらせていただきますー!

【中国の結婚式に行ったよ①】

「中国で結婚式するけど来る?」

我が中国人のおともだちが言い終わる前に、
食い気味で「行く!」と答えた。

友人はよく
「なんで日本の結婚式は参加するだけでお金がかかるんだ」
「ご祝儀、ドレス代、美容院代、これが『ご祝儀貧乏』か」
「中国の結婚式はいいぞ」
「ガチの普段着で参列していいんだぞ」
「知らない人がご飯食べにわんさか来るぞ」
「そうだな、300人は参列するぞ」
と言っていたので、ずっと興味があった。

おともだち夫婦の地元の風習では、
結婚式当日に、「新郎が新婦をさらいにいく」という儀式をやるらしい。

新婦の実家に、家族や親戚や親友が集まり、
家の門の前までやってきた新郎に向かって、
「お前には新婦は渡さない!」
「結婚したかったら、お前の愛を見せてみろ!」
と、様々な無理難題を投げかけ、
全ての挑戦を成し遂げた暁には、
新婦をさらって、新郎の実家に連れ帰ることが出来るのです。

さらった後も、さぁ大変。
新郎の実家に着くまで、新婦の足を地面につけてはいけないので、
おんぶに抱っこ、ありとあらゆる手段で
新婦を持ち上げまくって新郎の実家まで帰ります。

ここまで出来たら、晴れて結婚式です。

めっっっちゃ面白そう!!

無理難題、言いたい。

という訳で、新婦は先に帰国。
結婚式当日まで、新郎は新婦に会えない習わしだそうです。

残された私は、パッキングでも…と思った矢先に、新郎から呼び出しが。

「中国料理を食べに行かないか?」

これまた斬新な。

新郎曰く、
「中国に帰ったら何食べようかな〜?って考えてたら、今すぐ中華料理が食べたくなっちゃった〜」
「あと2日経ったら本場の味が食べられるのにね」
とのことで、新郎おすすめの『中国料理屋』へ。

「知ってる?日本の『中華料理』と『中国料理』って違うんだよ」

なぬ!?

新郎曰く、
・中華料理:日本人の好みにカスタマイズされた味
・中国料理:本場の味
…だそうで、看板に『中国料理』と書かれたお店は間違いないそう。

その後、わたくしは中国のおともだちを見かけると、
「知ってる?中国料理ってさぁ…」と
ドヤ顔で語り出すのは言うまでもない。

むちゃむちゃ美味しかった!!
七味の利いたラム肉の串焼きに、じゃがいもと唐辛子のホイル焼き。
そういえば中国のどこに行くか聞いてなかったけど(聞かずに翌々日には中国だよ)、
わたし、辛い料理の地方に行くのだな、と
中国料理屋で気が付いた思い出が。

そういえば新郎の結婚式のタキシードも一緒に買いに行きました。
店員さんより前に出て、この日本人は「こんなん安い買い物だ!このスーツを着て、未来の結婚記念日に、ちょっといいレストランを予約して行くのだよ!」などとけしかけ、
高い買い物をさせたのでした。

その時、新郎新婦から
「貴方は『油を加える人』だね」
と言われたのです。

中国語で「がんばれ」は「加油」と言います。
新婦曰く、「やるぞー!」とメラメラ燃えている人に、周りの人が「がんばれー!」と油を注いで応援しているのだそうです。

わたしは「どうしようかな」と悩んでいる人に
「がんばれー!」と油どころか着火する人だそうです。

それから私は中国語の「加油」が一番好きな言葉になりました。

さあ!行くぜ!!
中国の結婚式ー!!!

🇨🇳続く🇨🇳


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