台南駅から少し歩いたところに蓮得堂という人気のおせんべい屋さんがあるというので訪ねてみた。
購入個数に制限があると知り、期待が高まりながら向かう。
暑かったというのもあるがかなりの距離を歩いた感覚で、本当に辿り着けるのか不安になりながらも地図を片手に歩き続けた。

細い路地に入ると趣深い昔ながらの光景が目に飛び込んできた。
コンクリートの建物に囲まれた木造の商店。
奥では店主が昔ながらの機械を使っておせんべいを焼いている。
周りでは近代化が進んでいても昔ながらの手法を続けている。そこに足繁く通う地元の人々が居る。

味噌味のおせんべいを二袋購入した。
素朴で優しい、懐かしい味だった。
古き良き台南の文化を発信し続ける場所。末永く続いてほしい。