会社は月単位の長期休暇を取得できる制度を導入すべし!

会社をやめて早3ヶ月(と半分)、相も変わらず無職な僕です。
いつ起きても良いし、いつ寝ても良い。

そう。それは「自由」な日々です。

さてさて、表題に書いた提言文ですが、ただ単にサボりたいという不純な話ではなく、ちゃんとした理由のある話です。

僕は離職前の1ヶ月、モチベーションは低下するばかりで、引継ぎ業務もだらだらとやっておりました。やりたくもないことをやる。それは「不自由」な毎日です。

ですが、この不自由な状況に身を置いていることが、如何に幸せなことだったのか。この時の僕は微塵も気付いてはいなかったのです。。。

自由は身を滅ぼすぞ。

「自由」というと、言葉の響きは良いですが、全部自分で考える必要があります。特に僕のように今後フリーでやっていきたい人間からすれば。

「何でもできる」状態は、逆の部分にフォーカスすると「何もやらなくて良い」状態でもあります。

「何もやらなくて良い」状態は、個人の意志によっては、「何もしない」状態とも換言できます。

つまり、「自由」の中には「何もしない」状態が含まれています。自由になる前の不自由な僕は、そのことが頭にありませんでした。

「何も”し”ない」と、「何も”することができ”ない」という思い込みを作る。

そして、「何もしない」状態を続けていると、「何もすることができない自分」というカナシイ思い込みを作ります。現実がどうであれ。

このカナシイ思い込みを作り出すことを回避するにはどうすればいいのか?
そう。「何かやるべきことがある」状態に身を置くことです。

「何かやる”べき”ことがある」のに、流石に「何もしない」わけにはいかないものです(人間には多かれ少なかれ罪悪感を持っているのです)。
そうなると「何かをしている」ことになり、そのとき脳みそさんはうまいこと勘違いしてくれて、「何かをできる自分」を作ってくれます。

さらに幸せな脳みそさんを持っている人なら、上の文の「何かを」の文字を脱字し、「できる自分」を作ってくれます。それでも別にいいのです。自尊心が上がって困ることはありません。

やっぱ社畜だ。わーい。

その自尊心が爆上がりとなる「何かやるべきことがある」状態を作ってくれるのが、、、

そう!「会社」です。いやーありがたいですね!

会社にいると、半ば強制的に「何かやるべきことがある」状態にしてくれます。
余程の不景気な会社を除いて。

「何かやるべきことがある」ことが如何に幸せな状態であるかを知っている今の僕が会社に戻ったら、同じ業務内容だとしても、2倍の成果か、2倍速で作業が進みそうな、そんな気がしています。

ということで、おわかりいただけたでしょうか。

表題に戻ります。
会社にはそういったモチベーションが低下した社員のケアのために、「自由の不幸を体験させ、強制の幸せを実感させる仕組み」が必要だと言いたいのです。

その一例が、1〜2ヶ月などの、自由が嫌になる程の長期休暇です。

そういえばドイツ。

欧州なんかは、会社で長期休暇が取得できると聞きますよね。

日本人と国民性が似ているとされるドイツを例に挙げると、約1ヶ月の夏休みがもらえるらしいです。

ドイツは日本に比べて生産性が高いと聞きますが、もしかしたらこの長期休暇が、生産性の高さに一役かっているのかもしれません。

さぁみなさん、ドイツに行きましょう。

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