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スピッツ 魂の全曲レビュー Part1

シングルコレクション「CYCLE HIT」に出会ってからずっと自分の心のど真ん中で居続けているロックバンド・スピッツの全曲レビュー
(専門的なことはわからないのでただの感想です)


ヒバリのこころ (1990)

昔持ってたやつ(2018年撮影)
昔持ってたやつ 帯無し

インディーズ時代に出た唯一のアルバム 2000枚限定生産で超プレミア物 これ持ってたけど、少し前にリリースされた「花鳥風月+」にこのアルバムに収録されている曲が全部リマスタリングされたバージョンが入っちゃったので、メルカリに売ってしまった(今ものすごく後悔している) 価値が落ちた今でも5万くらいはするんじゃないかな 肝心の中身は超良い 当時憧れていたらしいブルーハーツっぽいパンク・ロック色とオルタナティブ・ロック、フォークソングっぽい曲もあって全6曲なのにかなりバラエティ豊かだと思う 歌詞も虚無観・死生観あふれた独特の世界観にあふれてて完全にスピッツワールドを構築している(この世界観はメジャー1stにもつながってる) メジャーデビュー後に再録音された「ヒバリのこころ」「恋のうた」以外の4曲は無視されがちだけど、どちらかというとその4曲がやばすぎるので、聴いてない人は絶対聴いたほうがいい

■全曲感想
 M1 ヒバリのこころ:1st「スピッツ」にも収録されたデビューシングル こっちのバージョンはややどっしりしたサウンド、あとピアノが入っている どちらかというとメジャーVerのほうが疾走感あって好きかな 歌詞もメジャーVerもちょっと違います、比較してみて

 M2 トゲトゲの木:スピッツ好きな人からしても無視されがちな曲だと思うけど、全曲のなかで好きな曲ベスト10に入るくらいに好き マサムネさんはこの曲を「ドドンパ・ロック」と形容してたみたいで、その語感の通り能天気な民謡調の曲 反面歌詞は(個人の解釈だけど)かなりえぐいこと歌ってる そのアンバランスさがたまらなく良い、いつまでも聴いていたくなる薬物のような曲

 M3 353号線のうた:この曲ものすごく好き 「花鳥風月+」がリリースされるまで30年以上の間アンダーグラウンドに埋もれていたのがあまりに勿体なさすぎる 自分は国道マニアもやっているのでまずタイトルからして大好き(353号線はまだ走ったことない 群馬と新潟間にあるみたい、いつか行ってみたい) サウンドは陽気で明るい、サビの楽しいコーラスも相まって、ドライブ中に聴くと超気持ちいい(ドライブプレイリストにも入れてます) が、歌詞は所々不穏で、もしかしたら心中の歌かもしれない

M4 恋のうた:「名前をつけてやる」にも収録されている大名曲 こっちのバージョンもややどっしりしていてロック感が強い どちらかというとメジャーVerのほうが素朴かつ疾走感あって好きかな(2回目)

M5 おっぱい:タイトルからしてアレだし、なんだかネタ曲扱いされてる節はあるけれども、ものすごい綺麗な曲です 歌詞もモロに性行為を歌った曲だけどメロディが良すぎるので純粋に感動できる

M6 死にもの狂いのカゲロウを見ていた:「トゲトゲの木」と双璧を成す超名曲 「花鳥風月+」がリリースされるまで30年以上の間アンダーグラウンドに埋もれていたのがあまりに勿体なさすぎる(2回目)、誇張抜きで邦楽界の損失だと思う サウンドは「ヒバリのこころ」とテイストの似たUKロック感あるパワー・ポップ、イントロからあまりにもかっこいい 歌詞はわかるようでわからない、天才的な比喩表現で最早現代詩の域に達している 一部抜粋しようかと思ったけど、全部の歌詞が良すぎるのでやめた(歌詞検索サイト見てください)

スピッツ (1991)

ファーストアルバム インディーズアルバム「ヒバリのこころ」の世界観をより濃くした感じで、デビューアルバムからいきなりブッ飛んでいる これぞTHE スピッツって感じ 高音が抑えられたマスタリングもあってサウンドは大人しめ、4畳半フォークのような印象を与えるけど全編通してとにかく歌詞がすごすぎる(詳細は個別感想にて) 比較的地味な曲が多いのでスピッツのアルバム人気投票では下位になりがちだけどこのアルバムが醸し出す毒々しい世界観が大好きなので、ベスト5に入るくらい好きなアルバムです  

■全曲感想
 M1 ニノウデの世界:1曲目からイントロからめちゃくちゃかっこいいギターロック、メロディもばっちりなんだけど「しがみついてただけのあの日」「石の僕は空を切り取った」歌詞はかなり内省的 そして大サビの高音がえぐい、カラオケじゃ歌えない

 M2 海とピンク:この曲大好き、さわやかなフォークロックでタイトル通り夏の海に似合う が歌詞が明らかに異常、初っ端から「あのピンクのまん丸、空いっぱいひろがる」だもんね 個人的には2番サビの歌詞が聴きどころ

 M3 ビー玉:ふわふわした4畳半フォークで、可愛い曲 だけどこれも曲調からは想像しがたい強烈な毒が含まれてる アウトロの儚いピアニカ?の音が大好き

 M4 五千光年の夢:個人的にはこの曲から10曲目までの流れが大好き、この曲は地味な曲かもしれないけど、叶わない夢を明るいポップロックに乗せて歌うえぐい曲です 特に「頭がい骨の裂け目から飛び出してみよう ゆがんだ天国の外にいて ずるい気持ちが残ってるから ちょっと照れくさくて」って歌詞は天才的

 M5 月に帰る:アルバムで一番好き、この曲に何度泣かされたかわからない、めちゃくちゃきれいなバラードです 歌詞は名曲「魔女旅に出る」と同じ系統で、かぐや姫?が月に帰るときのお見送りの曲 去年の「ひみつスタジオツアー」の福井公演でこの曲やってくれた、ライブで聴けるとは夢にも思わなかったからマジで泣いた

 M6 テレビ:「スピッツの歌詞で一番好きな曲は?」って質問があればこの曲を迷わず選ぶくらい、マサムネさんの作詞センスが光りまくっている曲 色んな解釈があると思うけど、この曲は葬式を歌った曲だと思います サウンドな軽快なポップロックで聴いてて気持ちいい

 M7 タンポポ:大好きな曲なんだけどとにかく暗い、、サウンドも歌詞もとにかく絶望的、究極の鬱ソング 5曲目の「月に帰る」は感動の涙だけど、「タンポポ」はつらくて泣きそうになってしまう

 M8 死神の岬へ:軽快なカントリー調の曲でサウンドだけ聴くとドライブに最適な曲な感じはするけど、とにかく歌詞が暗い たぶん心中の曲だと思う

 M9 トンビ飛べなかった:パンキッシュでかっこよくてメロディアスなキラーチューン ロックファンにも絶対刺さると思う が例にもれず歌詞は暗い、失恋と挫折の曲

 M10 夏の魔物:夏の終わりに聴きたい爽やかな初期の大名曲、やっぱりこの曲の完成度はアルバムの中でも飛びぬけてる 歌詞は流産の曲って言われてるけど、いまいちピンとこない

 M11 うめぼし:下ネタ全体な歌詞なんだけど、美しいメロディと相まってめちゃくちゃ切ないので、やっぱり感動してしまう 「一期一会」ってトリビュートアルバムで奥田民生がカバーしてたけど、どちらかというと個人的にはそっちのほうが好きかな、完璧にはまってる(下記リンクにて)

 M12 ヒバリのこころ:絶望・下ネタ・心中・別れ、、暗すぎるテーマの曲が並ぶ今作の中で、最後の最後で唯一ポジティブで、幾度となく自分の背中を押してくれた大切な曲


名前をつけてやる (1991)


2枚目のアルバム 固定ツイートにもある通り、スピッツのこのアルバムが一番好きです 何度このアルバムを聴いて救われたかわからない 自分が死んだら「名前をつけてやる」のレコードを棺桶に入れてほしい 猫どアップのジャケットからして最高 やっぱりこのアルバムは曲順と、激しい曲・きれいな曲・可愛い曲のバランスが最高だと思う プロ野球で例えると2023年の阪神打線みたいな究極の並び(自分は中日ファンですが) 1stアルバムから順番に聴くと、曲のクオリティがよりカラフルになりつつも歌詞の雰囲気はあんまり変わらなくて「性と死」というスピッツワールド全開という印象 あと、最近アナログ盤買ったけど、アナログ盤の曲順も新鮮でいい 全11曲すべてが「名前をつけてやる」の大事な要素なので、1曲たりとも飛ばすの厳禁

■全曲感想 ※前回記事「私を構成する42枚 Part3」とだいたい一緒です
 M1 ウサギのバイク:繊細なアルペジオとスキャット、バイクの曲なんだけどモンキーとかエイプみたいなミニバイクみたいな感じ 綺麗なサウンドだけどどこか破滅のムード漂う

 M2 日曜日:この曲大好き おもちゃの戦車に人形が乗っているような軽快なロックチューン 2番までは希望に溢れた歌詞だけど、これも大サビから急に破滅的になる ライブVerはギターリフがより重厚になっててまさに戦車みたいな曲に変貌してる

 M3 名前をつけてやる:ちょっとシューゲイザーっぽい ファンキーなAメロから求心力のあるサビに到達する構成が好き 歌詞はかなりど直球な下ネタなんだけど音作りがかっこいいのであんまり気にならない

 M4 鈴虫を飼う:ギターのテツヤ作曲 秋口に聴きたいきれいな曲 歌詞も良くて「油で黒ずんだ舗道にへばりついたガムのように」っていう比喩表現はすごすぎる

 M5 ミーコとギター:疾走するパンクロック、マサムネの歌い方と相まってめちゃくちゃかっこいい ただ歌詞がよくわからない(というかわかる人いるのか?)、「パパとミーコのようなギター」って何なんだ

 M6 プール:アルバムの中でベスト3に入るくらい好きな曲 水面に反射する夏の日差しとプールの冷たさが表現されたサウンドワークが天才的 メロディーもめちゃくちゃ美しい、8月にぴったりの曲(でも多分性行為の歌だよね)

 M7 胸に咲いた黄色い花:この曲も「プール」と双璧を成す美メロで、ファンからも人気ある印象 でもこれも実はものすごいやばい歌詞だと思う、、どこがとはあえて言わない

 M8 待ちあわせ:イントロのノイズからすでにかっこよぎる 「ミーコとギター」と同じく疾走するパンクロック 激しいのにサビ含めてメロディが綺麗 あと一番の聴きどころはアウトロ、かっこよすぎる

 M9 あわ:前曲「待ちあわせ」からの繋ぎの上手さに毎回鳥肌立つ 音だけでシャボン玉(もしくはお風呂の泡)があちらこちらに浮かんでいる様子が見事に表現されていると思う 最後のアウトロで割れる様まで目に浮かぶ、地味な曲かもだけどものすごくいい曲

 M10 恋のうた:ストレートなラブソング 初っ端の「おさえきれぬ」の歌い方からもう大好きな曲 かなり直接的な歌詞なんだけど、一節一節が力強くて心に響く

 M11 魔女旅に出る:ラストを飾るバラード もし「このアルバムで1番好きな曲なに?」って聞かれたらこれ選ぶ とにかく優しい歌詞と壮大なオーケストラサウンド、サビの「ラララ」のメロディ、何もかもが最高 前作の「月に帰る」といい、旅立ちの曲書かせたらマサムネさんの右に出る者はいない

オーロラになれなかった人のために(1992)

唯一のミニアルバム 前作の名曲「魔女旅に出る」の雰囲気をそのまま引き継いだような、オーケストラ主体の異色作 スピッツ聴き始めの人からすると見逃されがちなアルバムな気がするけど、オーケストラのあたたかな音色と、マサムネさんの繊細なボーカルが絶妙にマッチしてて、秋の夜長に似合う名盤だと思う あと、「田舎の生活」「ナイフ」「海ねこ」という超名曲が入っているので、絶対聴いたほうがいいです

■全曲感想
 M1 魔法:1曲目のアコギ+ファンタジー映画のようなブラスバンドの音色が良すぎる スピッツの新境地を予言させるような名イントロ 歌詞はこの時期には珍しい素直な歌詞と思う

 M2 田舎の生活:サウンドも歌詞も「田舎の生活」が完璧に表現された超名曲です 透き通った空気・流麗な水・豊かな緑の風景がありありと目に浮かぶ この曲聴いていない人は絶対人生損してるって言いたい そして、「一期一会」ってトリビュートアルバムでLOST IN TIMEってロックバンドがカバーしてたけど、こっちのバージョンもめちゃくちゃいいです スピッツが描く「田舎の生活」とはまた別の切り口で、田舎に住んでる若者の激情って感じ この曲聴いていない人は絶対人生損してる(2回目)下記リンクにて

 M3 ナイフ:冷たいナイフで感情をめった刺しにされるような大名曲 ただごとじゃないイントロから、「君」に誕生日にハンティングナイフをプレゼントする、というかなりやばい歌詞 6分55秒あるけど飛ばし厳禁、全部聴き終えたら後味の悪い悪夢を見たような気分になれる

 M4 海ねこ:前曲がえぐい曲だったので心機一転、イケイケ(死語)で軽快なブラスロックチューン 海沿いドライブしながら聴くととっても楽しいです 中盤の「ぱーぱーぱーぱー」パートもちょい長いけどバックのテツヤのギターがかっこいいので聴き逃し厳禁

 M5 涙:1曲目と同じくディズニーばりのオーケストラと意味深だけどきれいな歌詞で「オーロラ」の世界を締め括る じつはあんまりこの曲思い入れなかったんだけど改めて聴いたらめちゃくちゃよかった、、


惑星のかけら (1992)

3枚目のアルバム 先に述べた通り、スピッツのフェイバリットアルバムは「名前をつけてやる」なんだけど、双璧を成すくらいこのアルバムが好き(つまりスピッツで2番目に好きなアルバム) なのに、「惑星のかけら」って過小評価されすぎだろ…と常々思っている メルカリでレコード見ててもこのアルバムだけ極端に安いし(5000~6000円くらいで買える、名前をつけてやるは軽く1万こえるのに)、最近ねとらぼってサイトでスピッツの好きなアルバム人気投票やってたけどその結果見たら

https://nlab.itmedia.co.jp/research/articles/1412088/6

17位、、、スペシャルアルバム除くと、こういう企画で必ずワーストアルバムになる「Crispy!」の次に低い、ありえない(もちろんCrispy!も好きだけどね) 改めて人気ない要因考えてみたけど、有名な曲が「惑星のかけら」「日なたの窓に憧れて」だけ、隠れた名曲扱いされがちなのが「アパート」くらい、後の曲は言っちゃあなんだけど地味かもしれない けど聴けば聴くほど良くなってくるスルメ曲沢山入ってる サウンドの話をすると、この頃からハードロック、シューゲイザーの要素も取り入れだして、硬質で男気溢れるロックチューンがずらっと並んでてめちゃくちゃかっこいい そしてアルバムの曲順・構成も最高 マサムネさんは「SFファンタジーロック」と形容していたみたいだけどまさにそんな感じ もしこのアルバムをちゃんと聴いたことがない人がいたら今すぐ聴きましょう ぶっとびます

■全曲感想
 M1 惑星のかけら:イントロの開始数秒からもうやばい SFファンタジーを象徴する爆裂キラーチューン 歌詞はドロドロした恋愛を歌う、「クジラの背中にワープだ!」「ベチャベチャのケーキの海」など比喩表現がたまらなく良い あと、この曲はライブバージョンがかっこよくて、半音上げて歌ってる ただでさえ高いキーがさらに高音になって、よりぶっとべます

 M2 ハニーハニー:THE 2曲目って感じの軽快でシャッフルビート的なサウンドでハニーへの愛を歌う 何も考えず楽しめる曲で大好きです、夜散歩しているときによく聴く あとこの曲、珍しく英詩入っているよね 昔なんかの記事で見たんだけど、「踏み絵を踏む気持ち」だったらしい

 M3 僕の天使マリ:2曲目までロックチューンが続いたけど一転してカントリーチックなサウンド たまーにライブでやってくれるけどめちゃくちゃ盛り上がる Aメロ「僕の心のブドウ酒を 毒になる前に吸い出しておくれよ」って比喩表現が大好きです

 M4 オーバードライブ:この曲地味かもしれないけど、アルバムの中でもトップ3に入るくらい大好き 炸裂する超かっこいいイントロのギターリフ、Aメロの「こっちへおいでよ」でマサムネに恋しそうになる 音作りはなんとなくレッド・ツェッペリンの「D'Yer Mak'er」に似てる気もする あと途中でなぜかサンバ調になる、その唐突さ・ごちゃ混ぜ感も含めて「オーバードライブ」の良さだと思う

 M5 アパート:夏の終わりと秋口に聴きたい、スピッツファンならみんな大好きな隠れた超名曲 抒情的なサウンドと切ない歌詞(失恋の曲?)が完璧にマッチしてる 1stアルバムの「夏の魔物」の続編って言われること多いけど自分もそうだと思う

 M6 シュラフ:A面最後の曲はスローなサイケデリック・ソング シュラフ=寝袋のことなので睡眠の歌なんだけど、「疲れ果てた 何もかも滅びて」など歌詞はあんまりハッピーじゃない 寝つきが悪いときによく聴く、安眠できるのでフォロワーには「シュラフ睡眠」をおすすめします

 M7 白い炎:個人的にアルバムで一番好きな曲、爽快なロックチューン イントローのギターリフとすべてを置き去りにするようなドライブ感のあるサビ、何もかもかっこいい ただ歌詞は完全な下ネタ(どこがとはあえて言わない) ドライブ中に聴くととっても楽しいのでお勧め

 M8 波のり:しょっぱなの歌詞から強烈な下ネタ、だけどめちゃくちゃかっこいいサーフ・ロック 個人的な話だけど2017年7月に開催された「THIRTY30FIFTY50」ツアーの名古屋公演でこの曲やってくれたんだよね、シングルコレクションのリリースツアーなのでシングル曲ばっかりのセトリだったのに、唐突に「波のり」やってくれてびっくりしたと同時に発狂しそうになった

 M9 日なたの窓に憧れて: アルバムの核で、「惑星のかけら」を大名盤に引き上げてる最強のキラーチューン イントロのシンセライザーが印象的で、アルバムのコンセプトである「宇宙」を完璧に表現していると思う イントロもAメロもBメロもサビも全部最高なんだけど、一番の聴きどころは大サビの「メリーゴーランド 二人のメリーゴーランド」の部分だと思う

 M10 ローランダー、空へ:前曲から間髪入れず始まるスローなハードロック・バラード 地べたから惑星への思いを馳せる歌詞、曲展開も相まってドラマチックな曲で、メロディも最高なんだけど、聴きどころは大サビの「白い翼と 白いパナマ帽」の部分とその後のギターソロで感極まって泣いてしまう 「ローランダー」は低地の住民って意味らしい、宇宙に思いを馳せる人々の心情が完璧に表現されてると思う SFファンタジーを締め括る完璧なエンディング(もう1曲あるけど)

 M11 リコシェ号:前曲で感動的なエンディングを迎えたかと思いきや、最後の最後で軽快なインストゥルメンタル この曲本当に大好きです、自分のバイクに「リコシェ号」って名づけるくらいに好き 一人乗り用の宇宙船が宇宙空間を疾走して、途中のシンセライザー(効果音)でワープしているようなイメージが脳裏に浮かぶ 最後の最後でリコシェ号がどこかに消えて行ってアルバムが終わる

今回スピッツ初期の5作(ヒバリのこころ~惑星のかけら)についてレビューしました
4枚目「Crispy!」以降は音楽性がガラッと変わるのと、8000文字到達したのでいったん切ります
最後まで読んでくれてありがとうございました

(4/14更新)
次回記事書きました、良かったら


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