午睡

私ってどんな味がするの
羞恥のために
今あなたが目の前にいるのに
聞けない
私の果汁を幾度もあなたは啜っているはずなのに
あなたとひとつになっているときは
一番気にしていることが聞けない

私達がひとつになっているときを
あなたは午睡と呼ぶ
(罪悪感に似た響きを打ち払う)

あなたの真中は熱くてたまらないことを私は知っているのに
私はあなた以上に私を知らない
あどけなさを私は罪以外なんとも感じていないのに
あなたはそれを
かわいい
と呼んで
私に触れてくちびるや舌で「かわいい」を殺す

真夜中だったら
もっと大胆になれるのだろうか
繊細な刺繡が施された下着を取り払って
あなたの中指にかみつくことができるのだろうか

そんなことを
昨日の午睡の時間と同じ時刻に考える

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長尾早苗

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