2011.3.11 No more Fukushima

あの日、ぼくの世界が変わった。
ぼくの大好きな海は、ぼくの友を飲み込んでいった。
テレビやスマホ、パソコン。それらも使えなくなった。
スーパーにはレジにたくさんのひとが並んでいた。全てを買い込んで逃げ出すためだ。
「ああ、日本は終わったんだな」誰もがそう思っていた。
だけどね。
きみたちに伝えなきゃいけないと思ったその日から、ぼくの世界は始まりを告げた。
日本中があの日を忘れて、いつかみんなが口に出さなくなったとしても、ぼくは叫び続けたい。
「ああ、あの日を生きていた連中は、結局何もしなかったじゃないか。何も言わなかったじゃないか」
そんな風に言われたくない。
ぼくらがあの日を伝え続けるのは、ぼくの生きる意味なんだ。
きみたちに何とかして伝えなきゃいけないんだ。
だから今、ぼくは日本に生きている。
きみたちは、どう思う?

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