見出し画像

英国俳優2人のブロマンスを語り尽くす(5)

いままでまったく知らなかったイギリスの俳優二人に、しかも50を過ぎたベテラン役者に、ここまで入れ込む日が来ようとは。

人生って何が起きるかわかりませんね。

私を狂わせたドラマ『グッド・オーメンズ』

noteのお題「私の推しキャラ」に参加すべく、1,000字を目安に書いてます。


『グッド・オーメンズ』ね、「天使と悪魔が6,000年も仲良くつるんでる」という設定がずるいですね。あと、天使のアジラフェルがものすごくピュアで、悪魔のクローリーは悪いこともするんだけど実はやさしい、っていうね。

アジラフェルはすごく抜けてるの。だからうっかりが多い。クローリーがそのうっかりを回収すべく、さっと手を差し伸べる。

「ありがとう、クローリー。君はいい人だね」
「いい人って言うな!」

ああ、このやりとり! 何回見ても飽きないぜ!


キャラ設定が素晴らしいうえに、役者がうまくておもしろいんだよなあ。アジラフェル役のマイケル・シーンと、クローリー役のデビッド・テナント。息ぴったりなんだもんなあ。

YouTubeに落ちてないかな。


見に行ったらいっぱい落ちてた!

そこで見つけた二人の新たなる共演作。

『ステージド』

アマプラでチェックしたら配信してなかったのよ。ほかにもいろいろ漁ったけどダメ。日本ではどうがんばっても見られない。


ーここで諦める?

(“長年連れ添った夫婦みたい”って言われるシーンがあるんだって)

ー諦めて引き返す?

(マイケルとデビッドが“本人役”で出てるんだって)

ー・・・・・・。

いいえ、私は諦めない!


根気よく漁りました。半日は費やしたと思う。そしてついに見つけたのです。

『ステージド』3シリーズ全20話を、勝手に配信してるYouTubeチャンネルを。

うん、わかってる。こういうのはね、見たらダメです。許可なくUPしてるんだから、配信者は通報されてしかるべき。

ただね、通報するにしても、中身を一応確かめないとね。サムネだけ『ステージド』で、中は「やってみたシリーズ」かもしれないし。

まあ最初の1本、シーズン1の第1話って書いてあるのだけ、ちょっと見てみようかな。長さも20分で程よいし、検分って意味でね…。

気がついたら24時間経ってました。

いつ消されるかもしれないと思って、怒涛のイッキ見。よい子のみなさんは真似しないでね。


『ステージド』はBBCが制作したドラマです。

BBC好きすぎる!

シーズン1が配信されたのは2020年。イギリスがロックダウンされた年。

あらすじです。

デビッドが出演する予定だった劇場作品の公開が見送られた。ステイホームでどこにも出て行けない。そんな中、脚本家のサイモンから「zoomでリハーサルをしないか」と持ちかけられる。役者としてのスキルを維持するためにもと、デビッドがマイケルを誘い、3人でホン読みを始めることになったのだが……。

『ステージド』はロックダウン下での撮影だったため、映っているのはほぼzoom画面です。撮影は自分たちで行なっていたらしい。

(上左)デビッド、(上右)マイケル、(下)サイモン

下に映ってるのが「脚本家のサイモン」なんだけど、彼こそが『ステージド』の脚本を書いた人でもある。役者としてのキャリアはほぼないのに本人役で出演してます。

サイモンのことは置いといて、マイケルとデビッドですよ。本人役で、自分の家から配信。

しかもそれぞれ“本物の奥さん”まで出演するという。

私は歓喜した。なぜって、この「お互いに愛するパートナーがいる」っていうところが、

ブロマンス好きにとっては欠かせぬ要素なのだから。


それぞれがパートナーと愛し合っている。デビッドには子どもが5人もいるし、マイケルにも赤ちゃんが生まれたばかり。

そのうえでデビッドとマイケルには切っても切れない絆があるのだ。zoomで毎日のように喋ってる。マイケルが「そろそろ切ろうか」と言ったら、デビッドが「まだ40分しか経ってないじゃん」と不平を言う。

「あなたたち、長年連れ添ってる夫婦みたいね」と『ステージド』の中で言ったのは、デビッドの奥さんなんですよ。

これ以上の萌え要素ある?

(つづく)

この記事が参加している募集

私の推しキャラ

最後まで読んでくださってありがとうございます。あなたにいいことありますように。