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英国俳優2人のブロマンスを語り尽くす(8)

もはや魂で前世からつながっていると言っても過言ではない二人。

マイケル・シーン&デビッド・テナント。

BBCドラマ『ステージド』でのワンシーン

2020年ロックダウンのイギリスで、出演者がほぼ全員、本物の自宅から本人役で登場するこのドラマ。マイケルとデビッドも、一応脚本に沿って演技してるとはいえ、互いを本名で呼び合ううちに普段の親しさがつい滲み出てしまうのでしょう。

もうさ、ただの共演者が交わす笑顔じゃないよね?

前世からつながってる者同士の、互いをどこまでも受け入れている、安心しきった笑顔だよね?


こういうことを言うと、「おまえの見方は捻じ曲がっている」「これだから腐女子は」と決まって揶揄されるんですが、

幸せなんだからほっといて。


私のような人はね、世界にいっぱいいるんですよ。

それが証拠にYouTubeには、英語で作られたこんな動画が山ほどある。

“マイケルとデビッドの愛詰め合わせ15分”

“おしどり夫婦、マイケル&デビッドの微笑ましいやりとりダイジェスト15分”

“デビッドがマイケルと恋に落ちるシーンをランダムに15分”

“マイケルがデビッドをいかに好きかが目つきでわかる15分”

ね?

こんなのが延々出てくるんです。

なぜか15分前後が多く、YouTubeに勧められるまま4本見たらそれで1時間経ってます。ずっとニヤけながら2時間も3時間もそんなのばっか見てたらさ、

二人は前世からつながってるし、今世は夫婦!

と叫びたくなるのも仕方ないよね?


イギリスに住んでないので本当のところはわかりませんが、私の推測によると、どうもこの二人は

イギリス国中から夫婦の扱いを受けているらしい。


とち狂ってませんよ。いまから説明します。

というのもね。彼らは『グッド・オーメンズ』と『ステージド』の大ヒットにより、多くのファンから「2個1」で見られている節がある。バラエティショーやトークショーなんかに呼ばれると、必ずそういう「いじり」をされるようなんです。

そしてこれは非常に大事なことなんですが、あらゆる場所でそういういじられ方をする二人が、

ちっとも嫌がっていないのです。

むしろ喜んでいじられているし、

そっちの方向へ話を自ら広げてすらいるのです。


【例1】
公開トークショーにて。ゲストはマイケル。

マイケルと司会者

司会者「デビッドがオーディオブックを出すらしいね」
マイケル「誰だって?」
司会者「デビッドだよ。あのスコティッシュの」

(デビッドはスコットランド生まれで特有の強い訛りがあり、オーディオブックには向かないことが『ステージド』でも笑いのタネになっていた)

マイケル「デビッドが? 本当に?」
司会者「本当さ。聴いたけどなかなかよかったよ」
マイケル「そんな話、本人から聞いてないよ。おかしいな。彼は僕の恋人なのに

(会場からヒュ〜と口笛&拍手)


【例2】
公開トークショーにて。ゲストはデビッド。

「いままで共演した中で最もビビッときた俳優は誰ですか?」という観客からの質問に対し、

デビッド(少し考えて)「妻かな」(奥さんも役者さん)

「でなけりゃ俺は結婚する相手を間違えたってことだよね。マイケルと結婚すべきだった

(会場からヒュ〜と口笛&拍手)


このような物件がもう本当に山のようにありまして、すべてを紹介していたら100,000字を超えそうなんでやめておきますが、

つまりこれらが証拠なんです。

とち狂っているのは私だけではないという。



バラエティショーで通販されるデビッド(中央椅子)


すぐに売れ、司会者が購入者に電話をかける。


つながった相手はマイケルだった。「デビッドを手に入れましたよ、おめでとう!どう使いたいですか?」と司会者。「地下室に閉じ込めていろいろやりたいと思います。うひひ」


何も知らされていなかったデビッドは大笑い。このあと背後にあるでっかいプチプチロールで、発送用に椅子ごと梱包される。


英国全体が腐女子説。

(つづく)

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