英国俳優2人のブロマンスを語り尽くす(9)
イギリスの国民的ブロマンスカップル二人を1,000字を目安に語り倒すシリーズ、9回めです。
9回め!?
あと2,000字しかないの!?
書きたいことがまだ広辞苑ぐらい残ってるのに!!
ショックです。1字たりとも無駄にできんぞ。
前回提出した証拠物件の数々により、
マイケルとデビッドはカップルである。
イギリスもそれを認め、祝福している。
ことがはっきりしました。誰もこのことに異論はないはず。
二人は「2個1」で超有名になり、どこへ行ってもインタビューのマイクを向けられ、そのたびに互いを絶賛し合っています。
それぞれ若い頃から本格的に演技の勉強をし、役者としてのキャリアを着実に積み上げてきた者同士。ライバルでもあるでしょうが、同時に与え合う刺激も多い様子。
デビッド
「マイケルの才能は素晴らしいね。俺はずっと前から彼の大ファンなんだ」
マイケル
「デビッドの演技に見とれすぎて、自分の演技を忘れそうになるよ」
マイケル
「あのときの君、最高だったよ」
デビッド
「ハハハ」
デビッド
「俺たちこんなふうにいつもベンチに座って語り合ってるよな」
マイケル
「だね」
デビッド
「“マイケルに質問です。アジラフェルはクローリーのどこをいちばん好きですか?”だって。」
マイケル
「アジラフェルはきっと、君の瞳に彼自身が映ってるときがいちばん好きだと思うな」
どうですか?
お腹いっぱい?
私もです。でも続ける。
『グッド・オーメンズ』のシーズン1を2019年に撮ったあと、ロックダウンが明けて1年半ぶりにトーク番組に揃って出演した二人。
2つの椅子は2メートルほど離れて置いてありますが、話しながらずっと互いを見つめ合っている。
「こうして実際に会うの久しぶりでさ。撮影してたときはマイケルの顔を毎日見つめてたもんなあ」とデビッドが言ったらマイケルが、
「家族よりずっと長いこと一緒にいたよね、僕ら」
ほかの番組に呼ばれたときなんか、二人で腕組んで登場ですよ。
セットの入り口裏にはポスターまで飾ってありました。
Amazonプライム・ビデオの『グッド・オーメンズ2』にはボーナス配信が4つもあります。
その中で主要な関係者がインタビューに答えている。
「彼らのブロマンスは健在よ」ときっぱり言い切る人がいました。
デビッドは「コミコン」にマイケルと参加したらしく、アジラフェルとクローリーのコスプレをしてる人がたくさんいて楽しかったと振り返ったあと、こんなふうに言ってました。
「みんなペアなんだよ。それがとても嬉しかったな。だってどちらか一方では成り立たない関係なんだからね」
最高すぎんだろ!
コミコンのコスプレ写真を探してたらこんなの見つけちゃいましたよ。
結婚式ですか?
もうどこを切り取っても
幸せしかない!!
マイケルとデビッドが共演するきっかけとなった『グッド・オーメンズ』を書いてくださった作家さんには、ひれ伏してお礼を言いたい。
それが叶わぬならばと本を購入したわけですが、
著者のところに名前が二人分あるんです。
テリー・ブラチェット&ニール・ゲイマン。
え、二人? どゆこと?
不思議に思いながら表紙を開いたらそこにはデカデカと、
正装に身を包み、仲良さげにワイングラスをかかげる二人の紳士が笑っているではないですか!
大急ぎで調べたところ、二人はビジネスパートナーとしてこの本を一緒に書いたそうです。お二人ともに妻子がいて、テリーは他界されたそう。
夏に二人で一気に書き上げたとまえがきにもある。
どこまでもブロマンス……!
最後まで読んでくださってありがとうございます。あなたにいいことありますように。