見出し画像

メイキング「牛鬼」(1)フォルダ名

その他の作品の目次へ

STFドラマ祭というスタンドFMでのボイスドラマのお祭りでいろいろな監督うのもと、様々なジャンルのストーリー約30作品が、が4月7日一斉に配信されます。

STFドラマ祭で、どんな内容の作品が公開されるのか、下記のリンクに一覧があります。
ぜひ、チェックしてみてください。
https://note.com/nekonotsuuro/n/n41e4744b1f9f

私も脚本・監督として「牛鬼」(漁村で侍と怪物が戦う話です)という作品で参加させていただいています。
のですが、そのメイキングにまつわるお話を少しずつ書いていこうと思います。


まだ、公開が始まってないので、物語内部の話はせず周辺の話からしていこうと思います。

まず、私が書いた「牛鬼」は、登場人物がガヤを含めて25人。台詞数が、約250。
膨大な数です。
長い話だから、大変だろうなと思ってはいたのですが、思った以上の大変さでした。
演じ手の皆さまに収録していただいた音源を、切り分け、並べ替え、繋ぎなおさなければなりません。
そのためには、膨大な音源をどう整理したらいいのか、結構考えました。

それで、まず、自分がわかりやすい並べ方は何だろうと、考えたとき、五十音順だとわかりやすいと思って、画像のように人の名前と、登場人物の名前の最初の二文字のふりがなと名前を組み合わせたフォルダを作ることを考えました。


漢字のままだと、読み方の五十音順には必ずしもならないのと、完全にカタカナにすると、それもまた、記号みたいに見え過ぎて、わかりにくかったのです。

それと、この作品の登場人物が多い理由は、ガヤが多いからです。
最初、台本上では、
村人A、村人B、村人C……
侍A、侍B、侍C……
というふうに、名前をつけていたのですが、
記号っぽい名前にし過ぎると、作者本人も、勘違いが起こりそうだったので、台詞が、一つ、二つしかない登場人物も、全部、名前をつけることにしました。
そうしたら、ガヤなのにもかかわらず、台詞に個性が込めやすくなるような気がしました。それと、演じ手の皆さんとのやり取りも、ガヤでも「こういう感じで」というのが伝えやすくなりました。
記号ではなく「名前」というものは、命が宿るんだなあと思いました。

出演してくださった、皆さま、かなりリテイクの多い監督にお付き合いいただき、本当に、ありがとうございました。

その他の作品の目次へ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?