サウナグッズの羊毛フェルトブローチ製作秘話



私は鬼インドアHSP人見知り人間だが、


サウナが好きだ。


いかんせん、
鬼インドアHSP人見知り人間なもんで

サウナ巡りをしたり、
誰かと一緒に楽しんだり、
サウナイベントに参加したりという

楽しみ方はできないのだが、

家近の
行き慣れたサウナ(銭湯)に定期的に行き、
無の時間を過ごすのが好きだ。


自前のサウナマットとサウナハットは愛用しているものの、
『サウナー』
と自ら名乗るほどの
ポテンシャルはない。



あくまで私個人の中で
ひっそりと
じんわりと
こっそり楽しむタイプの

「ただのサウナ好き」だ。



そんな自分でも


「自分、サウナ(温泉)好きだなぁ。。。」という気持ちを
何らかの形で表現したいと思った。


いつもサウナ(温泉)行く用のバッグに
サウナモチーフの何かを着けたいなぁ
と思った。



自分にしか作れない
「サウナグッズをモチーフにしたグッズ」は何だろう?














あ、私、羊毛フェルト作家だったわ。






羊毛でサウナグッズモチーフの
ブローチつ〜くろ〜♪







単純な思いつきだった。



そして、良いアイデアだと思った。



だが、
私が作ろうとしてるモチーフは
羊毛フェルトで表現するのには
なかなかに難しかった。




気づくと、
アイデアを思いついて
デザインを描き起こし、
型紙を作ってから


数ヶ月経過していた。






何も進んでねえ・・・・・・・!






言い訳をしよう。


他の作業を進めていたため、
サウナモチーフは後回しになっていた。
(もう少しオブラートにつつめ)






でも、




日本のどこかに



私と同じように
インドアでHSPで人見知りだけど
「サウナが好きだ・・・」と
ひっそり楽しんでる方がいるとしたら。



はたまた、

サウナが好きで好きで
全国を巡ったり
サウナグッズを片っ端からコレクションしている
サウナーの方が居られるとしたら。




とにかくサウナが好きで
サウナに人生を救われて、
サウナという文化を広めたい。
サウナで人々を幸せにしたい。
という使命感を持って活動してる方が居られるとしたら。





その人たちに届く
サウナモチーフ作品を作りたいと思った。



手作業ゆえ大量生産はできないのだが、
「欲しい」と思ってくれる人に
届いたら良いなと、





数ヶ月は経過してしまったのだが、



制作を再開した。







制作するモチーフは5種類。

・サウナマット
・サウナハット
・ミネラルウォーター
・オロポ
・サウナハットをかぶったねこちゃん


男女兼用で使えるデザインのもの、
パッと見てサウナ好きが伝わる、というよりは
「よく見るとサウナグッズモチーフじゃん!」という感じで、
主張が強すぎず
立体感のある造形。
本物を思わせる色使い。


以上の点を意識して
それぞれのモチーフを形にしていった。




羊毛フェルトを8年近くやっている私でも



「何これムズッ・・」


と思ったモチーフがある。










聞いていただきたい。










サウナマットだ。









山吹色と焦茶の
あいつだ。





羊毛で平面を作るのは
大変、難しいのだ。





ましてや
内側よりも濃い色で周りを囲っているモチーフ。





説明するのも難しいのだが、、



簡単に言うと、


平面というモチーフは


ニードルの刺し域が
かなり限定されるのである。



且つ、

刺す力加減も細かく調整しないと
簡単に形が崩れてしまう。





加えてサウナマットは
山吹色と焦茶の長方形という

鬼シンプルなデザイン。



一見、

「コレ初心者向けだろwwww」


と思われるであろうデザイン。






おそらく、
販売を始めた後に
「こんな簡単なモチーフなのにこんな値段するの〜??!」って
言ってくる人もいるんだろうな〜。。と想像ができる。。切ない。



4㌢四方のサウナマットを
4枚作るのに、








1週間かかった。









1週間かかったのだよ。。。











そして心に決めた。




「もう2度とサウナマットは作らない。。。」と。






宮崎駿が
「この映画を最後に、引退する。」と

映画を作るたびに公言するのと




同じ感覚だ。。






これ以上の羊毛サウナマットは
私には作れない。






他のモチーフも一緒だ。




オロポも
ミネラルウォーターも
サウナハットも
サウナハットをかぶった猫ちゃんも




今、私が出せる全力を出し切った
羊毛ブローチだ。





台紙のイラストも
自身で描いて作った。




永遠の一点ものだ。
(なぜならもう2度と作らないからな。)





なので、


まじで


ささった人、
気に入ってくれた人に
お迎えいただけたら
とても嬉しいし、


報われる。




そして、


お迎えいただいたお客様の
今後のサウナライフが
快活であることを
心から願いたいと思う。










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