第二回ヘメ読書会のあとがき

・こんにちは
最近若者にボコボコにされることの多い猫鮫です。なんか、読書会をすることになったのですが、これまでそういった経験もなく、孤独な読書ライフを満喫していたのでサーカスの客席から舞台へ連れ出され、いきなり綱渡りをさせられた気持ちでした。違いますね。読書会は自分から持ち出した話でした。自らスカイダイビングにチャレンジしたようなものです。落下傘をしっかり携えていたかどうかも確認せずに。
手短にしたかったのに、なんででしょう。勢いで書き出すと冗長な文章になってしまう手癖は変えようがないのでご容赦ください。せっかく読んでくださっている皆さんの関心が干上がる前に早くヘメの話をしないと。


 たぶん目次のような何か
・こんにちは
・たぶん目次のような何か←いま、あなたはここにいます。
・最近読んだもの(猫鮫が)
・ヘメの読書会の様子
・まえがき


・最近読んだもの(猫鮫が)
プロジェクト・ヘイル・メアリー 上

プロジェクト・ヘイル・メアリー 下

イヌはなぜ愛してくれるのか「最良の友」の科学

人類の起源 古代DNAが語るホモ・サピエンスの「大いなる旅」

「若者の読書離れ」というウソ:中高生はどのくらい、どんな本を読んでいるのか

知りたいこと図鑑

言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか


・ヘメの読書会の様子
前回は自分と他2名の3人で読書会をしました。今回は新たに2名、ヘメ読破者を迎え、5人で読書会をする運びとなりました。未読の方でも参加してよい、という触れ込みで(自鯖ではない)Discordサーバー内にイベントを立てたところ、ミュート参加で追加の2名を獲得し、合計7人も集まるという盛会を極めました。

先に述べた通り、自分から主催しておきながら読書会自体は初心者でした。だから、集まった人に思い思いにしゃべってもらおうという自由で開かれた読書会にしようと(丸投げ)構想を練っておりました。←嘘

印象に残ったシーンや、キャラクターのイメージが読んだ人ごとに違っていて大変良かったです。疑問に思うところが一致していた時なんかはひときわ嬉しかったです。同じ本の、同じ文章を読み取ったはずなのに、異なる解釈ができるというのは不思議ですね。自分の、狭い知識や経験の中からでは、一人からなる読書体験からでは、決して得られないものがここにはありました。
生まれた場所も時代も、生きてきた環境も、何もかも違うのに、僕たちはここに集った。身近に同じ本を読む人がいなくて、話し合う相手を見いだせずにいた(というのは実は僕だけだったかもしれない)のに。でも、そう(読んだ本の話し相手が身近にいない状態)でなければならない。

「そうでなければならない。そうでないときみとぼくは出会わない」

プロジェクト・ヘイル・メアリー 上 / アンディ・ウィアー


後半につれて、ヘメの話から逸れて既読本の紹介コーナーになってしまったことは反省しております。ヘメの話は尽きないけれど、また別の機会に。
そしてまた次の読書会が始まるのです。


まえがき
次回の読書会課題図書は、『ハーモニー(小説)』(伊藤計劃)に決定しました。
夭折の作家、伊藤計劃の遺した物語《project》を再び読み解く機会が得られて、高揚感が湧いてきますね。同時に、少しの恐れのようなものを抱いています。繰り返し、擦り切れるほど読み込んだ本の、ストーリーやギミックに致命的な解釈違いをしていないか、といった類のものです。
けれど、前回、そして今回も参加してくださった方々の鋭い洞察力に期待を寄せて(丸投げではない)開き直った気持ちで臨みたいと思います。
小説を読むのが苦手な方は、漫画版、アニメーション映画もあるのでそちらもおすすめです。
未読の方でネタバレを気にしない方もぜひ、奮ってご参加ください。

※ 読書会はX(旧Twitter)相互フォローいただいている方が対象です。

ハーモニー(小説)

ハーモニー(漫画Kindle版)


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