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「花束みたいな恋をした」を観た。

観た感想をそのまま書く。

とても共感できるとこが多く、心を持ってかれた。とても褒めている。

だけど、少し怖く感じた。


大学生のときに付き合ったカップルが社会人の波にのまれる中で、純粋さを失い、大学生のときに嫌っていた社会と同化していく感じだ。


映画の中で、きぬちゃん(彼女)とむぎくん(彼氏)がでてくる。


きぬちゃんが、

「イベント会社に転職しようと思う」とむぎくんに言ったら


絵を描くのが好きだったのに、社会人に染まってしまったからか、

「そんなの遊びじゃん。社会人なめないほうがいいよ。」
そう言っていた。


遊びのような仕事は仕事とは呼ばない。
仕事は我慢。楽しんではいけない。


この言葉、若い頃に社会人に言われてしまうと、
強く心に刺さってしまう。毒のように。


ぼくも刺さっていた。
だから、思い切って就活生のときに、
東京のエンタメの会社の人事にきいてみた。


「エンタメを仕事にするのってせこくないですか?仕事って我慢するものだと思うから」


そしたら、人事の人はこういった。


「エンタメでビジネスできているのなら、それは仕事と呼べるんじゃないかな。」


今となっては、理解できたけど、当時はとても驚いた。
仕事で楽しいものを選んでもいいものだと。
昔のときの純粋さは大人になって失うのか。
それが必然なのか。少し怖くなる映画だった。
いつまでも子どもでいたいと思うが、、、
なんだか、難しい映画だ。

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