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ゲットビット

ゲットビットはゲームのシステムとしてはかなり単純なほうで、大雑把な言い方を許してもらえばジャンケンしているとさほど変わりはない。なので、しっかりとしたゲームを遊びたいと思っている人にルールを説明したとしたら、物足りないと感じるのではないかと思う。

しかし、ゲットビットはそのジャンケンに負けてしまうと、なんと自分の手足をサメに食いちぎられてしまうという残酷な罰が待ち受けているのです。

そして、自分が生き残りたいと思うのであれば、一緒に遊んでいる他のプレイヤーを犠牲にするしかない(もちろんゲームの中でということだけれど)。ルールブックにも「サメより早く泳ぐ必要はない。トモダチより早く泳ぎさえすればよいのだ!」と書かれている。

(余計な補足かもしれないけれど、このフィギュアはロボット(防水性の)となっており子供向けの配慮はされています。ロボットだからサメに食べられても大丈夫ということらしい。)

単純なルール、ポップなイラスト、やけによく出来たフィギュア、そしてあまりにも無茶苦茶で残酷な設定がミスマッチで、僕はこのゲームはとても魅力的だと感じています。要はバカバカしくて、とにかく盛り上がるゲームなんです。

プレイしたカードを表に向けて、サメの犠牲者を決める時はドキドキするし、ドラマチックな展開がしばしば起こる。また、手足をもがれてサメに放り投げられる様子を声に出して演じたりすると盛り上がって喜んでもらえる。

さらに、このゲームの良い点は、ゲームが終わった後はまず間違いなくフィギュアの撮影会が始まることです。ゲーム中に苦労を共にした自分の分身を記録に残そうと思うのか、いろいろなポーズを取らせてパシャパシャと写メを撮る。ゲーム自体は10分ぐらいで終わるんだけど、この撮影会も含めると30分ぐらい遊べたりする。

ゲーム中はもちろん終わった後も盛り上がるゲットビット。ワイワイと盛り上がりたいときに持って行くゲームです。

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