ユーロレイルズ

ユーロレイルズ

ユーロレイルズは最近遊ばせてもらったゲーム中でとても気に入ったゲームの一つです。

ずいぶん昔のゲームだし長時間のゲームなので、こういうゲームが遊べる機会があるのはとても嬉しい。

ゲームとしてはお金を払って鉄道を敷き、A駅で荷物を積んでB駅に届ける。すると報酬がもらえて新しく線路が敷ける。それを繰り返して目標金額を目指す、といった感じのピック アンド デリバリーの権化のようなゲームとなっています。なので、システムとしては正直言って古臭い。古き良き時代のゲームと言っても良いかもしれない(今も良い時代だけど)。

このゲームの一番の魅力は線路を敷く時のやり方で、なんとボードに直接クレヨンで線を描くことで線路を表すんです。これが実に楽しい。よく分からないけれど、子供が画用紙でお絵かきをを楽しむような根源的な喜びがそこにはあるように思える。

また、地道に線路を拡げていった結果、長距離路線を完成したときにはついにやってやったぞ!という不思議と達成感がある。これも不思議な感覚だと思う。だってやっていることはクレヨンで線を引いているだけなのにね。

思うのだけれど、ゲームを楽しむのに想像力はとても重要な要素の一つなのかもしれない。

線路をどの地方に延ばしていくか考えるときは、あたかも自分が社長になって今後の方針を決める重要な決断をしているような気分になると楽しいし、はたまた荷物を運ぶときも「バレンシアの陽射しを浴びて育ったオレンジをはるばる氷に閉ざされたオスロまで運ぶのだ!」と考えると、バカみたいだけど超たのしい。いかに効率的に線路を繋ぐか云々、、、というのももちろん大切だけれど、想像を膨らませることでことで+αの楽しみを得ることができる。

勝って楽しい、負けて悔しい。それだけじゃないと改めて感じさせられたゲームです。

(補足)

このゲームはシリーズになっていて、初代はアメリカが舞台になっている「エンパイアビルダー」。以降は地域ごとにユーロレイルズ、ニッポンレイルズ、ブリティッシュレイルズ等があります。

紛らわしいのはアメリカンレイルズという鉄道がテーマではあるけどまったく別のゲームがあるので注意が必要です。

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