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狩猟免許試験を受けた(その②:わな猟試験受験編)

前回の記事に引き続き、今度は実際のわな猟の試験を思い出しながら書きます・・・

試験日まで

狩猟読本と例題集をひたすら読んだり解いたりする日々。
特に鳥獣判別に自信がなかったので、ひたすら特徴を覚えるように努めました。狩猟鳥獣だけ名前が一致するように、それ以外は覚えないという方針でした。

わな猟免許試験の内容

試験は、筆記と実技からなります。
筆記・・・3つの選択肢から正解を選ぶ選択問題30問(7割の得点が必要)
実技・・・鳥獣判別、猟具の判別、猟具の架設
適性検査・・・視力・聴力・運動能力(体が動く様子を確認する)

筆記試験は、狩猟読本及び例題集から問題が出題されます。3つから選択するのでそこまで難易度が高いものではありません。
多くの試験場では7割の特典がないと実技試験に進めないようです。

実技試験の鳥獣判別は、わなを使って狩猟可能な獣類の判別をします。狩猟可能なら「とれる」と言った後にその動物の種名を答えます。不可の場合は「とれない」といえばOK。
猟具の判別は、猟具が数種類置いてあるので、その名称を言い、さらに法定猟具として使用できるかどうかを判別します。法定猟具であっても罠にかかった動物を傷つけたり非狩猟動物がかかっても逃げられるような構造になっていなければ使えないため、よく見て判断します。
猟具の架設は、試験室に猟具が置いてあるので、実際に使うときにどう設置するかを実演します。

試験日当日

適性検査

朝9時までに集合で、受付したらすぐに適性検査でした。視力はいわゆる視力検査で、ランドルト環(Cのやつ)の丸が切れている方向を言うというものです。わな猟は両目の視力を測りました。
聴力は、部屋の隅に立って音が聞こえている間は手を挙げるというものでした。
運動能力は両手を上に上げて、横に伸ばして、前に伸ばして、手がパーの状態から親指から指を折ってグーにした後、小指から広げてパーに戻すこと、とその場での屈伸でした。

適性検査が終わったら受験番号のある試験室に向かって筆記試験です。

筆記試験

筆記試験は1時間半くらい時間がとられていたと思うのですが、開始後15分経ったら退出可能になっていました。
30問はあっという間で、すべて例題集と同じ問題だったと思います。
1問だけ悩んだのですが、悩んでも思い出せなかったので提出し、15分経ったらすぐ退出して控室へと誘導していただきました。

全員が同じ試験室で受けていなかったので、控え室に行って配置された机の数を見て、思ったより大人数が受けていたなと感じました。
控室に移動後、全員の答案提出と採点が終わったのちに試験監督者がやってきて、全員合格で実技試験へとうつる旨が発表されました。
控室内は飲食禁止、スマホ等も使用禁止だったのでひたすら狩猟読本を読みつつ猟具架設のイメトレをし続けていました。

実技試験

実技試験は一人ずつ呼ばれ、試験室内に試験監督2名と受験者1人という空間でした。
鳥獣判別はいい直し禁止と言われたのに言い直して動揺し、そのあとの猟具判別も「使える」「使えない」を最初の猟具で言わなかったら試験監督に促されてしまって動揺しましたが、何とかこなしました。
架設は箱わなが置いてあったので、予備講習会の時を思い出して落ち着いて架設できました。都道府県によってはくくりわなも置いてあって選べるとか。くくりわなは体験会で経験していたので、多分くくりわなでも架設できると思います。
箱わなの場合、扉が安定せず勝手に閉じたら減点で即不合格とのことなので、ちょっと時間がかかってもきちんと扉が固定されているかを確認して手を離すのがコツだと思います。

実技が終わったらお帰り下さい~と促されたので建物から退出しました。
めちゃくちゃ緊張しました。
その日の午後が銃猟の試験だったので、お昼をとってから再度試験場に向かいます・・・

第一種銃猟試験編に続く・・・


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