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20代が爆速で成長できるたった3つの方法

①現在の会社に20代の成長機会はない

僕は今43歳で金融機関に勤務しており、管理職をしていますが、「これは大変なことになるのではないか?」と危機感を募らせています。
簡単に言いますと「20歳代の会社員のほとんどが下級階層になる」です。
とても刺激的なワードを並べましたけども、おそらくはそうなります。
なぜそうなるか、キーワードは以下の3つです。

・働き方改革による勤務時間の短縮
・パワハラ・セクハラ防止の厳格化
・少子化による転職の容易さ

そして、これらを総合しての結論は

結論:20代の成長機会の喪失

となります。以下に解説します。

文字数は3,000文字以上ですので、長いです。

・働き方改革による勤務時間の短縮
働き方改革により、年次有給休暇の未取得に対する罰則規定が盛り込まれるなど、国を挙げて改革へ本腰を上げましたが、業務量は人員不足で増加しており、現場はフル回転となっています。よって部下指導を行う時間もなく、最低限のマニュアル指導で終了しています。

・パワハラ・セクハラ防止の厳格化
管理職であれば、ほぼ全員がパワハラ・セクハラの研修を受けているはずです。ハラスメントへの社会の風当たりは年々強くなり今ではタブーとなりました。また、若年社員は抵抗なく内部告発をすることも増加しており、管理職はハラスメントについて強く怯えており、踏み込んだ指導をできない原因となります。

・少子化による転職の容易さ
少子高齢化により、生産年齢人口は減少を続けています。特に若年層が少なく、現場は人不足に悩まされており、転職市場は売り手市場となっています。若手社員は売り手ですからより良い企業を求めて退職する選択を取りやすい状況です。企業はそれを止めたい。となると従来のような厳しい指導は控えざるを得無い心理が働きます。

上記の要因により、管理職は若手社員に対し従来のような指導ができなくなりました。怒鳴ったり、追い詰めたり、無茶振りしたり、そういった旧態然とした指導です。
「それはいいことじゃないか。これまでがおかしかったんだ。」と、あなたはそういうかもしれ無い。
確かにそうですが、物事には表と裏があります。
では「裏」を見ていきましょう。


②現状より予測される未来

そうなるとどのような未来が待っていることになるのでしょうか。以下に見ていきましょう。

・ロスジェネ世代よりも成長スピードが落ちる
仕事をするということは勉強と似ています。それは「嫌々やっても身についていく」ということです。辛いことは誰しも嫌ですが、嫌々ながらもやった仕事や勉強はあなたの資産として残ります。ロスジェネ世代は失われた平成のど真ん中で就職し、お先真っ暗な中で団塊世代の無茶振りをこなす日々を続けてきました。お陰様でかなりスキルアップしており、社内でも上の階層よりもロスジェネ世代の方が優秀です。そういった前世代の状況に比較し、20代の状況は前章の通り成長機会が得られない=指導を受けられない状況となっており、世代間格差が発生しています。この差は後々効いてきます。
・強制的なレベルアップがないため、30台で二極化する
とはいえ、20代の中で一足飛びに成長する人もいるでしょう。しかし、それはTを逆にしたような突出の仕方となり、0.1%の勝者と99.9%の敗者を生む結果となります。普通に仕事をしていては一足飛びに成長する機会はもうなくなっています。その差が残酷に現れるのはおそらく30代でしょう。残酷な二極化が出現するはずです。
・30歳以降の階級の固定化が発生する
30代で現れる二極化とは具体的に何であるか?、僕は「選択肢の格差」に象徴されることになると考えています。これから政府は同一労働同一賃金を推し進めていくはずです。これは国民の要請というよりはリベラルになった国際社会を睨んでの対応です。同一労働同一賃金とは、簡単に言えば「仕事に値札がついている」ということです。高額の仕事をするには実績とスキルが必要で、他者と差別化が図れていない人は誰でもできる最低賃金の仕事しか無くなることになります。
残酷なまでの所得格差がこれまでとは比べ物にならないレベルで現れた時、人生の選択肢にも残酷な格差が現れることとなります。それぞれがそれぞれの階層に押し込められることになりますが、それは全て自己責任で片付けられます。経済的理由により選択肢が限定されるが、それは自己責任である。そんな残酷な現実がきます。その現実に、あなたは耐えられるでしょうか。


③成長するための「3つの方法」

悲観してばかりもいられ無いので、今からできる対策を考えていきましょう。
僕がお勧めするのは以下のものです

【方法1】ロスジェネに媚び、指導とノウハウを引き出す
ロスジェネはド底辺を経験している猛者ぞろいです。経験値はかなりのものがありますが、自身の経験からパワハラや無茶振りを嫌う層でもあります。それに昨今の指導しづらい状況が加わり若手の成長に寄与することができません。ならば20代からドンドン指導を仰いでいくことです。また媚びていくことで情報や経験を引き出すことも可能でしょう。彼らは自分の苦労を語りたくてしょうがないのです。あまり聞きたくないと思いますが、上長の苦労話はノウハウが詰まっています。意図的に媚を売り、指導とノウハウを引き出しましょう。オススメは皆が嫌う上司です。嫌われている自覚はあるでしょうから近寄ってくると喜んで熱心に指導してくれるはずです。また「パワハラ無茶振りどんとこい」との姿勢をアピールすることにより、より濃密な指導を引き出すことも可能と思います。
【方法2】上記を行いスキルを「先取り」していく
同世代より濃密な指導を受けることは、先に必要なスキルの先取りが可能になるということです。実務としては行えなくとも、先に待ち構える次のステージの仕事について先行して知ることができるのは大きなアドバンテージです。あなたのライバルは当面同世代であるはずなので、ロスジェネから特権的に情報を得られれば簡単に先行できます。また上司の仕事に理解を示すことができれば、信頼感も増加していきます。「錯覚資産」ではありませんが、印象操作も重要です。「わかるヤツ・できるヤツ」との印象は強力です。そのためには上司の仕事への理解度が重要となります。仕事や概念を先取りしていくことを意識していきましょう。
【方法3】オンラインサロン等に入り、パワハラ全開のブースト教室を手に入れる
成長機会はなにも社内だけとは限りません。現在は様々なオンラインサロンがあり、それぞれ特徴を持って展開しています。ビジネス系のサロンでは田端信太朗氏の「田端大学」がありますが、かなりストイックな集まりでパワハラ当たり前だそうです。それでも入会者は満員御礼で、成長機会に貪欲な層がいることを感じさせます。会社だけでなく外部に強制的に成長させてくれる場を持つことも検討に入れた方が良いと思います。


④まとめ

20代の方への指導がしにくい状況に対する贖罪の意味でこのnoteを書きましたが、結局は「自助努力をしてくれ」とのメッセージになってしまい申し訳無い気持ちです。

ですが、今の気を使われている状況をボーっと受け入れているだけでは、これまでに無い残酷な世界の下方に位置することになります。

何もしなくても上から果実が落ちてくる時代は終わっているのです。で

すが、その事実に気づいている20代は少ない。

先に「これは危機だ」と感じた人から突出できるのであれば、あなたは今すぐこのnoteに書かれている「3つの方法」を実行に移すべきです。

どうか、選択肢の多い人生を。

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