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#15 『ブラッドオーシャン化』する副業ワールド

僕はここのところ「副業しろ!!」と連呼する「副業はいいぞオジサン」になっている自覚があるが、これは心の底から言っている。


僕の住まいは田舎であり、行き交う人もまた田舎もんという環境で20年以上暮らしてきた。田舎の特徴の一つとして、年収が低いことがあげられる。

僕は金融機関に勤務しているので、地域の平均からすればまだ高い方ではあるが、それでも家計は全然楽ではない。

もちろん夫婦共に正社員バリバリで働いている世帯はそんなことはないだろう。妻が看護師で病院勤務の世帯だとそれなりに余裕はあるように見える。だがそれは少数派だ。

田舎で裕福そうに見えて、実際に裕福なのは中小企業のオーナーだ。

彼らは高額の役員報酬と会社経費で不安のない生活を送っている。もちろんそれなりに仕事は大変だろうが、地盤がしっかりしているので毎年新たな施策を打つことがなくても安定している。決算書をみているからそれがよくわかる。

田舎で裕福になりたかったら起業一択。これは動かし難い事実だ。

とはいえ起業は楽じゃないから、それ以外でそこそこ幸せになるための方法を探るのが一般的だ。

なら、副業しかない。

高待遇の企業がない田舎民こそ、副業で人生を豊かにする。

僕は、それしかないと暫定的ではあるが結論づけてやってきた。

となると、気になるのは

  • 副業マーケットの現状

  • そこでどう動いていくか

になる。


これまでの経験と、勤務先で人材関係の相談業務を担当している身から、副業の現在地について語りたい。


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副業。よく聞く言葉だが、定義を認識しておいた方がいい。

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