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私という説明書に加えられたことば



自分のことを本名以外で説明してみる。


・長時間の集団行動は得意じゃない。
・どんなに心を許している親友だろうと、24時間一緒はつらい。一人の空間と時間が必要。
・几帳面だけどどうでもいいことにはとことん無頓着
・一度スイッチが入ると止められない。断捨離、絵描き…
・慎重かつ大胆。新しいことをする前には必ず情報を集める一方、突然海外への一人旅や留学を決めて周囲を驚かせることもある。


・行動の基準は「面白そうかどうか」
・周りの自分に対する評価に敏感。悪口や不満を言われていないかびくびくしてる。(最近ゆるゆるになってきている)
・仲間を引っ張る自信や才能はないけどなぜかリーダーに選ばれがち
・ストレスが極限までたまっていても気が付かない、自分は平気だと思っている。高熱で倒れたり入院になってようやく気が付く…
・タフだけど、脆い(しっかりしてると言われるが、全然そんなことないし自分に自信がない)


・成績や順位が上位だと嬉しいが、同時にこれはまぐれだ、こんなに良いはずがない、と素直に認めることができないし落ちていくのが怖い。でも成績が悪いと落ち込む。
・見た目はおとなしそうと言われるが、仲良くなるとものまねを披露するくらいふざけるのでギャップに驚かれる
・集団だと聞き役に徹してしまうが、個別や少人数のほうがいきいきしてるかも
・超方向音痴。1分前に通った交差点もどっちから来たのかわからない。地図を読むと必ずスタートは真逆に進んでしまう。Google Mapも黙り込んでしまう(ごめん)。


・柔軟性あり(開脚180度は生まれたときからできる。肩甲骨と左手親指の関節もありえないくらい柔らかいのでよく気持ち悪がられる)
・運動音痴(ボールは10m飛ばすのが限界。)
・音痴(なぜ吹奏楽部でパートリーダーになったのかよくわからない)
・周囲の感情を敏感に感じ取る。イライラしたり落ち込んでいる人がいると自分まで同じように感じたり、罪悪感をもつ。
・わくわくする人、エネルギーのある人に会い、話すのが好き


・人に任せる、甘える、頼るのが苦手。(遺伝のせい?長女だから?)頑張って克服中。
・音楽を聴きながら作業ができない。音楽に全て神経がもっていかれちゃう
・片道30時間以内の移動なら「近場」。フットワーク軽いほうだと思う。
・のんびり歩いていたり、車内から外を眺めているときは大体車のナンバープレートの数字で暗算してるか、のらねこ探してる



書きだしてみるといろいろある。誰かと一つでも同じものがあると嬉しい。
ポジティブなものも、ネガティブなものも全て私を構成する要素だ。


現代では病気や性格、症状まで事細かく名付けられ、分かれている。

脳いっ血と呼ばれていたものは脳梗塞やくも膜下出血
シャイ、内気な性格はHSS, HSP と分類分けできる。(もっと細かくなるかも)


分類が細かくなればなるほど、より多くの人が必ずどこかのカテゴリーに所属することになる。

私は性格においてこの細分化で生きやすくなった。


HSP

Highly Sensitive Person の略で、 繊細さや敏感さが人一倍な人のことをさす。
HSP は気分転換や体力回復に一人の時間が必要だったりと弱弱しいイメージを持たれることがあるが、私のように旅行へ行くなど外に刺激を求める、一見アウトドアで好奇心旺盛な人もいる。また心配性や几帳面といった性格により、確実に丁寧に仕事をこなしたり計画立てに優れていたりする。

私はこの性格を直す、改善しようとは思っていない。しかしHSPと名前をつけられたことで、
・他にも同じ性格の人がたくさんいること(安心感)
・HSPを強みにどう生きていくか(生活、仕事、人間関係)

を深く考え、自分をより肯定的に受け止めることができるようになった。

周囲の人に「私はHSPだから」と言いまわるつもりはない。
気にかけたり、遠慮したりされるほうが気まずい。


公言するならば、「こういう人もいるんだ」と頭の片隅に置いてくれるだけでいい。


性格診断

16に分類されるパーソナリティ診断によると、私は「提唱者」。
人間関係を大切にしながら深い関係を築くことを好む。
また人助けが生きがいでもある。


自分に、自分の性格や症状に、名前をつけてあげること。

それだけで生活が劇的に変わるわけではないが、以前と比べて格段に生きやすくなったと感じている。

自分のことを説明する明確な言葉が増えることは、新しい自分を発見したり、自分とゆっくり向き合う機会を持つことができ、ちょっと嬉しい。


本名以外の自分だけの自分の説明書。そこに次はどんな言葉が加えられるのだろう。


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