見出し画像

愛されたい、じゃなくて「じぶん」でいること


ずっと自分を良くみせようとしてきた。
良くみせる、というのはテレビやSNSで流れてくるようなしぐさや表情、ファッションに自分を当てはめることだ。


男子ウケする前髪の作り方
デートにぴったりのファッション
先輩にかわいがられる話し方、メールの返信
周りと差をつける髪型、制服の着こなし方


毎年、毎シーズン更新される流行を追いかけているのか、追いかけまわされているのか、とりあえず流行おくれ認定されないようになんだかんだ周りと歩幅を合わせていた。


どこかでもっと自由に自分らしく振舞いたいと息苦しさを感じながら高校卒業まで過ごした。


留学して、他人第一から自分第一主義が一般である環境で暮らして初めて「こんなにラクで快適な生活があったなんて」と感動した。


自分第一とは、自分勝手とか他人に迷惑かけ放題とかネガティブに解釈されるべきじゃない。


自分が一番呼吸しやすい手段を選ぶ


好きな服
髪型
食べ物
趣味


「知らない誰か」「不特定多数の人々」ではなく、「自分」が快適に感じるものを選ぶ


そのことに罪悪感や後ろめたさを感じなくていいし、指さして笑う人もいない。



自分が自分であることを認めてくれる環境と、それを受け入れる自分



素の私でいることが当たり前になったとき、私は告白された



私のどこが良かったのか聞くと、一緒にいて落ち着く、と。

なにも取り繕ってない、ありのままの自分でいたときに言ってくれたからこそ何倍も嬉しかった。

人間て、本能で「その人らしさ」を感じ取っているのかな


その相手とは今は連絡をとっていないが、私が自然体でいられる人だった。

流行など、誰かや何かをみんなで真似するのは一体感があるしあらかじめ示された道筋をたどるだけだ。


それがなくなったとき、人には何が残るだろう。
何を見て相手を判断するのだろう。


見えないもの、見本のないものを一から作り上げるのは難しい。
でも作り上げる過程含めて「じぶん」を探す旅でもある。


こわがらないで、ありのままで世界に出よう

この記事が参加している募集

夏の思い出

頂いたお礼は知識と経験を得て世界を知るために使わせていただきます。