見出し画像

充電は過去のためか、未来のためか


スマホの充電が残り少なくなると、あわててコンセントにつなぐ
アプリを使っているわけではないのに、急に減りが速くなったりするのでよくわからない。


スマホにとって充電は消費したエネルギーを蓄え次の使用に備える準備期間なら、今の私にとって充電とは人生の休憩タイムかもしれない。


留学先から実家に戻り約3週間。
留学中の大学生活とは全く違う、のんびりとした生活を送っている。

毎日の予習、復習、エッセイ、テスト、プレゼン…
寝ても起きても勉強のことばかりで過去のことも未来のことも考える暇がない。
ただ目の前にある勉強を倒していくことだけに必死だった。

実家では家の畑仕事や料理を手伝う。
大学生活はあまりに過酷で、それと比べると実家の暮らしは穏やかな老後を先取りしているかのようだ。

この正反対の生活により、心身のバランスを保っているのだろう。

ふと、この穏やかな生活は過酷な大学生活で疲弊した自分を労うためのものなのか、あるいは秋の始めにまた始まる大学生活への活力を貯めるためなのか、と疑問に思った。

充電とは、エネルギーがなくなるから充電するのか、はたまた次に使うときのためにエネルギーを貯めているのか


結局は両方なのだろう。

使い古した身体を休めつつ、再びやってくる労働のためにエネルギーを蓄える


秋が始まるころ、また私は新しい留学先へ行く。


私は心の疲労より体の不調が先に出る。
体に異変があってから、自分が疲れていたことに気が付く。入院したこともある。


自分のことは自分が一番わかってないのかもしれない。

途中で充電切れにならないよう、うまく気を抜きながら生き延びることを願う。


頂いたお礼は知識と経験を得て世界を知るために使わせていただきます。