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コインランドリー

冬物毛布をまとめて洗濯して乾燥機にかけ、自宅に戻って天日干しをする。これが終わると、ほっとする。以前は、1枚ずつ自宅の洗濯機で洗っていたが、時間がかかるうえ、あまりキレイにならないので、多少お金がかかっても、気持ちよくできるやり方を選んだ。

田舎でコインランドリーを利用する人は、ほぼ車で来て、洗濯物を仕込んで車に戻る。自宅に戻るかどこかへ出かけるか分からないが、駐車場からいなくなる人が8割、車の中で時間をつぶす人が1割。私は、中の椅子に座り本を読むかぼーっとしている。

高齢者の人は、夫婦で来て、仲良く待っていたりする。が、私のようにまだ動けるのにじっと待つ人は珍しい。少数派の行動だと思う。

いちおう私の行動には根拠がある。まず、洗濯物を他の人に触られたくない。終わったら、自分の手で取り出し、次の人がすぐ使えるようにしておきたい。それと、中で待つ理由はガソリンの節約。今なら冷房が効いて涼しく待つことができる。

どこかに出かけると、余分な物を買ったり、急いで運転すると思わぬトラブルにでくわすかもしれない。私なりの危機管理として、コインランドリーは現場で待つのが最善手なのだ。

なぜこんなことを書いているかというと、記事の投稿が100を超え、枯れた井戸のように、何も書くことがなくなってしまった。ないならさぼろうと思い、YouTubeをだらだら見ていた。

スマホで簡単に儲かる詐欺副業は、LINE登録をして7千円支払い、簡単な説明文書をもらう。もっとサポートしてもらいたい人は、20万~100万払うという。それと学生は50万まで借りられるから情報商材は49万円で売られることが多い。

そして、昭和平成時代に全盛期を迎えたけど、規模縮小や破綻した企業の説明を見て、この世は移り変わる。流行も会社も商品も、より短いスパンで回転し、拡大や開発が必ずしも有効な戦略ではないと気付いた。

私は商才がないから、店を出すとか何かを売って儲けようとかできない。客を集めたり宣伝が無理。noteもやめてしまおうかと思った。

そこで、たまたま見つけたのがヒロシさんの記事。ソロキャンパーとして独自の地位を築いたら、企業から商品を使って動画を撮って欲しいという依頼がたくさん来た。しかし趣味として楽しくやるには、宣伝のための商品を使うのでなく自分の使い慣れた道具でやりたいという。

世間の注目を浴びる所に群がる人たち、しかし賞味期限をすぎるとあっという間に去っていく人たちをヒロシさんは知っている。だから自分のペースで好きにやる姿勢に私は好感を持った。目先のお金に気をとらわれると、大切なものを失ってしまう。

副業もnoteも4カ月やってたいした成果もなく、もっとできるのではないかと過信していた。コインランドリーの利用方法は、多数派ではないけれど私に合った最善のやり方を貫いてきた。

私に合ったnoteの書き方は、毎日無理して書くことではなく、書きたいことがあったら書けばいいのだ。ネタ探しで疲弊する必要はない。