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心電図検定1級のためにした勉強

ご覧いただきありがとうございます。
先日行われた心電図検定1級の受検の対策としてしていた勉強についてメモ書きとして忘れないうちに残しておきます。
実際に使用してみての感想なども書いていきます。


使用した教材

主に購入した教材について書いていきます。
以下の教材は1級対策で使用したものすべてになります。


実力心電図: 「読める」のその先へ

実力心電図に関しては一冊で記事にしているのでよろしければそちらをご覧ください。

日本不整脈心電学会の心電図検定の参考書としても紹介されています。
カバーしている心電図波形の範囲は広く、見やすい大版の本です。

おおよそ3周しました。


講義+試験対策模擬問題100問 心電図マイスターを目指す基礎力grade up講座

この記事を書いている現在(2023/12/23)ではアマゾンの書籍で臨床検査技術部門ベストセラー1位ですね。
大判ではないですがフルカラーのページがあり、図や表がはっきりと見やすく、分かりやすく書かれています。

カバーしている心電図の範囲としては一般的なところから心筋梗塞部位の各枝の遠位・近位、WPWケント束付着部位の弁輪前壁・側壁・後壁、PVC起源の左室弁輪前壁から右室心尖部までの箇所などの心電図上での判別と、かなり細かいところまで記されています。

演習問題も100問と量があります。演習問題のページに解説などもありそちらも充実しています。

心電図マイスターの名は掲げていますが、心電図検定でマイスターを狙っている方はもちろんのこと部署の居室に1冊ほしい本です。

おおよそ3周半しました。


心電図の読み方パーフェクトマニュアル―理論と波形パターンで徹底トレーニング!

こちらの本は2級受検時も使用していました。

実力心電図と同じように大判で見やすい心電図が1ページに載っています。
カバーされている心電図波形の範囲も実力心電図同様に広いです。
心電図以外の図表の多さや演習問題などが実力心電図と比べても多いです。

各波形ごとの判読から章が構成されており、その章の終わりにまとめとしてどの部分をどのように見て判読しつつその背景にある疾患などがまとめられています。

本の厚さがだいぶあるので持ち歩くのは少し大変ですが、じっくりと自宅などで読むならこれがオススメです。

おおよそ3周しました。


判読ER心電図: 実際の症例で鍛える Ⅱ 応用編

こちらはここまでに記事にしてきませんでした。
判読のトレーニング用で購入しました。
200枚という膨大な量の心電図設問があり、解説も丁寧です。

多くのページ数を持つために心電図波形と解説のページが離れていますが、解説のページ自体にも解説用の心電図波形が載っています。

出てくる問題のレベルですが難しいと思います。
ER心電図というだけあって救急でよく見るであろう心電図波形と患者背景が多いです。
とくに心筋梗塞に関してはかなり網羅されています。
そのあたりの解説も丁寧でかつ判読のポイント解説も分かりやすいです。

問題演習であればこれ一択かもしれません。
ただし、PVC起源などまでは問われないので一歩踏み入った問題演習というよりかはとにかく数を稼ぐまたは基礎固めにはぴったりだと思います。

こちらは周回数少なめで1回でした。


自作資料

パワーポイントで作成した資料に関しては枚数は179枚でした。
この自作資料に関しては少し失敗したところがあり、受検1週間前くらいから何故か作り直しを始めてしまい何回も読み込むということが出来ませんでした。
3級受検時から作ってきたものと1級用で分けようと思ったのが発端でした。
結果としてはすべて結合しました。

自作資料の参考資料ですが、主にネットですが今回は英語のスライドが多少増えました。
Wellens症候群などはきれいな心電図波形が日本語ではあまり無く、英語で示されたものが増えました。

使用した主なサイトは以下の二つです

Brugada PhenocopyやSokolow-Lyon Indexなど日本でも普通に使われている基準などは英語版の方が資料が豊富でした。


勉強時間について

Atracker上の時間

勉強時間はAtracker上では62時間でした。
この勉強時間には自作資料に関する時間は含まれておらず教材を読んだり問題演習をしている時間になります。

これが多いか少ないかは去年の2級受検時が38時間だったので多いことは多いですが、効率と質が良かったかどうかが不明です。


最後に

覚えているうちにと思い書きましたが振り返るのも大事だと感じました。
特に勉強時間に関しては毎回確認するのが来年の目安になるかなと思います。
準備期間がある程度確保できたので今回は時間的には確保できましたが、勉強の質についてもう少し詰めていかないと行けないかもしれません。

最後までご覧いただきありがとうございました。

CEねこやなぎ

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