中途覚醒
中途覚醒したこんな夜には、あの人のことを考える。大好きな人。恋している人。愛している人。
ゆっくり眠れていますか? 夢の中かな? どんな夢かな? 夢なんて見ていないかな。
中途覚醒したこんな夜には、雨の音に耳を澄ます。激しい雨だ。窓は鳴らない。軌道が垂直なんだろう。
目が霞んでスマホもうまく打てない。誤字ばかりだ。それもいい。丁寧に。
生命は寝たり起きたり大変だ。キリンはほとんど眠らないというけれど。それでも寝る。不思議だ。
中途覚醒したこんな夜には、あの人のことを考える。大好きな人。恋している人。愛している人。
ゆっくり眠れていますか? 夢の中かな? どんな夢かな? 夢なんて見ていないかな。
夢の中に僕が現れていたらいいな。いや、よくないかな。そんなストーカーみたいな。いや、ストーカー? よくわからないけれど。
中途覚醒したこんな夜には、あの人のことを考える。大好きな人。恋している人。愛している人。
愛しています。心から。
中途覚醒していなくても、いつだって。
I love you.
(2024.4.9 3:03)
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