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髭 TIKA @下北沢 SHELTER(2024.04.14.)

2024年、デビュー21年目の髭ちゃんはなんと4月から12月まで毎月、下北沢SHELTERでワンマンライブをやります。その1回目に行ってきました。

4月のセトリ担当は斉藤さん。髭公式のXに「僕が春らしいセットリストを組みました」というポストがあり、斉藤さんが組むのなら相当コアな感じもあるかも? と期待していました。
果たしてめったにやらない(ファン歴の浅い私にとっては初めての)曲がいっぱいの、めっちゃわくわくするライブでした。

序盤でまずぶち上がったのが『ハリキリ坊やのブリティッシュ・ジョーク』。

これ音源ではいきなりフフッフー♪というコーラス?から始まるのですが(上の動画ではまた違いますが)、今回のライブではまずドラムの四つ打ちから始まって斉藤さんのギターがじゃーーーんじゃーーーんじゃーーーーんじゃーーーんじゃーーーんじゃーーーんじゃーーーーんじゃーん!って上がって上がって盛り上げてからのフフッフー♪! 

最近腰を痛めていたこともありおとなしめに見ようと思っていたのだけれどそんなことができるはずもなく、もう跳ぶしかありませんでした。
少し前に磔磔の配信で見たこのイントロが楽しそうでいいなあと思っていたので、聴けて嬉しかった。同じように思った人も多かったんじゃないかと想像します、最初のフフッフー♪からみんな大盛り上がりで須藤さんもニッコニコでした。

そしてライブではたぶん初めて聴けた『ランチ』。

音源の印象とは違う、とべる系の髭ちゃんサウンドが気持ちよかった。
サビの「ランチランチ 時間だよ♪」のとこをイサムさんが(オフマイクで)熱唱してたのもよかったし、私も「らーーーららららーーーー♪」って一緒に歌って楽しかったです。


このライブでの私的ハイライトは
WEINHAUS→This is 諸行無常→*イノセント (What's going on?)*の3曲でした。

『WEINHAUS』はベースリフと歪んだ音が大好きな曲。シェルターの低い天井・ぎゅうぎゅうのフロアだとさらにジャキジャキに聴こえて最高でした。

続いて髭ちゃんの色気とかっこよさが駄々洩れている、最新アルバムXXでいちばん好きな『This is 諸行無常』。斉藤さんのギターがとにかく気持ちよかった。斉藤さんもそりゃもう気持ちよさそうに弾いておられました。

*イノセント (What's going on?)*も初めてライブで聴けました。WEINHAUS→諸行無常で大概気持ちよくなっちゃってるところに「ぱーーーーーぱぱぱーぱーーぱーーぱ♪」ってもう! イサムさんこの曲も気持ちよさそうに歌っていて、私ももちろんいっしょに歌いました。

声を出せなかった時代のことはもうだいぶ忘れかけていたけれど、声を我慢しないでいいってなんて幸せなんでしょうね。声というか、何も意識することなく我慢することなく、ただただ気持ちよく楽しく音楽に溺れられるの。

演者の皆さんも相当楽しかったんじゃないかと思います。例えばイサムさんがいっぱい歌ってたのもそうだし、斉藤さんは演奏中ではなく曲が終わったあと、(たぶん)楽しすぎてぴょんぴょん跳んでたし。

この日、宮川さんは序盤からガンガン前に出てきていましたが、斉藤さんは定位置からあまり動いていませんでした(曰く「ステージがみんなが思ってるより狭くて動きにくいから、前に出るのはここぞというときに取ってある」とのこと)。でも後半の『黒にそめろ』では宮川さんといっしょに前に出てきて、さらに須藤さんも出てきて迫力がえげつないことになっていました。フロア前方も大変な騒ぎに。

天井の低いシェルターでは長身の演者さんが天井に手をついて身を乗り出すことがあって、それがかっこいいと前から思っていたのですが、斉藤さんはもはや手じゃなくて頭を天井につけて体を支えておられました。


アンコールもすさまじかった。
まずはみんな大好き『闇をひとつまみ』(撮影OKでした)

なんて優しい顔と声で歌うんだろう須藤さんは、と思います。
本来予定にはなく急遽追加されたというこの曲、やってくれて嬉しかった。この曲を聴くために生まれてきました。

そしてその後は『ブラッディ・マリー、気をつけろ!』、さらに間髪入れずに『虹』。これでもか! という感じのつよい並び。
須藤さんがお客さんからの気持ちをきゅるきゅるきゅるって受け取ってふーって吹いて飛ばすやつ(伝われ)も見ることができて、多幸感のかたまりみたいな時間でした。


私はコロナ禍から髭ちゃんのライブを見始めたし制限が解けてからはクアトロなど大きな会場でばかり見ていたので、ソールドアウトした地下の小さめのライブハウス、ぎゅうぎゅうになって見る髭ちゃんは激しくて楽しくて、音圧のすごさや髭ちゃんでは初めての圧縮にややテンパりつつも、めちゃくちゃ楽しかった! 髭らしさ全開でありながら、今までとは全然違うライブのようにも感じました。

毎月連続のライブを通して、21年目の髭ちゃんはここからさらに変化・進化していくんだと思います。これからもとっても楽しみです。


P.S.
次回は2024年5月11日、セトリ担当コテさん。なかなかイカれているという噂のセトリに期待です。


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