やよい軒で一番ご飯がすすむ定食選手権第10回「すき焼き定食」

 前回の予告通り、新メニューのすき焼き定食を注文。すき焼きは「肉増し」もありますが、当初のルールに則りデフォルトを注文しました。

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1杯目 木綿豆腐

 これまで通りまずは豆腐で飯を食います。将棋ファンの私が「豆腐」で思い出すのが、木村vs升田の「ゴミハエ問答」。将棋ファンの中では有名なやり取りですが、「両氏が一体何故そのような言い争いをしていたのか」については、私が幼い頃読んだ将棋雑誌には書かれていませんでした。

 私はてっきり将棋のことで言い争っていたのだと思ってたのですが、真相は何と、対局前日の会席の間で、木綿豆腐と絹ごし豆腐どちらが美味いかで言い争いをしていた時に飛び出た言葉だったのです。将棋界のレジェンドである両氏が、まさかきのこたけのこ論争みたいなことをしていたとは。この記事を読んだのはつい最近。間違いなく今年一番衝撃だった出来事ですね笑

 私自身は、幼い頃に朝食でいつも食べていた木綿豆腐がある日たまたま絹ごし豆腐だった時に、そのとろけるような舌触りに感動したことがある程度の絹ごし派。ただしそれは冷奴の話で、すき焼きや肉豆腐で使う豆腐は、食べごたえのある木綿がいいですね。すき焼きのタレがよく染みた豆腐とご飯との相性が抜群なのであります。

2杯目 ねぎ、白菜、白滝

 私がすき焼きが大好物な理由の一つは、野菜も美味くたっぷり食べられるということ。やよい軒のすき焼き定食は1日に必要な野菜の1/2も使っているそうです。

 タレに染みた白滝がまたしても美味。私は幼い頃、「しらたき」と聞いても何のことかさっぱり分かりませんでした。私の地元では、「糸こんにゃく」と呼んでいたからです。

 現在では特に区別があるわけでもなく、両者は同じ物を指すとされていますが、私が食べていた「糸こんにゃく」は黒いこんにゃくを糸状にしたもの。黒いこんにゃくで作っても、「白滝」と言うんでしょうか。気になって仕方ありません。

3杯目 牛肉

 学生時代、牛肉料理はすき焼きが好物と言ったら、寮の友人が『美味しんぼ』の受け売りで、「すき焼きは牛肉を一番不味く食べる方法」と言ったことを思い出しました。まあ分からなくもないですね。伊万里の母親の実家から伊万里牛が送られてきてすき焼きにして食べたら、「美味いんだけどこれなら普段の肉でいいや」と思ったものです。私の中では、「安い牛肉でも美味く食べられる一番の方法がすき焼き」。濃いタレで肉の質をごまかしていると言えばそれまでですが、貧乏舌の私にはそれがいいのです(笑)

4杯目 うどん

 学生時代、うどんは讃岐うどんみたいにコシが強いのが好きだけど煮込みうどんならやわ麺派と言ったら、寮の友人(上のエピソードと同一人物)が「煮込みうどんこそ固めがいい」と言ったことを思い出しました。確かに名古屋の味噌煮込みうどんってコシ強いですね。でもすき焼きの〆のうどんくらいは、やっぱり柔いやつがいいものです。

5杯目 生卵

 もちろんやりますたまごかけごはん。たまごかけご飯選手権的なものが各所で開催されていますが、私ならすき焼きのタレを推したいですね。

6杯目 すき焼きのタレ

 タレが結構余ったので最後はこれで〆。お替わりご飯を200gから150gに切り替えましたが、思った以上にタレの分量が多かったので、タレだけでご飯2杯食べてもよかったですね。

 150+250×4+150=1300g完食。私が好物だからというのもありますが、なかなか幸せな一品でした。今夜はよく眠れそうです。ごちそう様でした。

 予告通りこの企画は一旦無期限停止。さんまの塩焼きの記録を超えられそうなメニューも無いので、半端な大食いをするくらいなら一休みすることにしましょう。どうしても食べたい新メニューが出て来たら再開するかもしれませんが(笑)



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