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がんばれ藍住さん23

 麻雀配信中に雀傑にまで降格してしまった藍住さん。藍住さん主催の大会に参加したことをきっかけに配信を見るようになってから1年が経ちますが、藍住さんが麻雀で好調なところを見た記憶がありません(逆に私は藍住さんと同卓した対局は驚くほど調子が良かった)。麻雀は恐ろしい遊戯です。

 今回は麻雀が強くなるための考え方について。本記事はタイトルこそ「がんばれ藍住さん」ですが、元ネタは藍住FANBOXのプラン名。藍住さんは影では努力家で、だから格好いいのですが、麻雀で強くなるために必要な「頑張り」は、麻雀以外の活動における「頑張り」とは異なるところもあります。

 例えば私は度々大食い、激辛チャレンジ記事を挙げていますが、こうした限界チャレンジを乗り切るために必要なのは、お腹の痛み苦しみを耐え忍び、気合で目の前の料理に食らいつくこと。だからこそ「がんばれ」と叱咤激励を受けることでパフォーマンスが向上します。実際、誰かに応援されていなければ挑戦失敗していただろうと思った事が何度となくありました。

 しかし、麻雀はどんなに頑張って気合を入れて打牌したところで、同じ牌を切るのであれば結果が良くなることはありません。頑張ればそれだけ心身的にも疲弊し、疲弊していればそれだけミスも増えます。

 ですから麻雀においては、より良い打牌を選び取れるように「座学」を頑張る必要こそあれ、実戦中はむしろ、頑張らずとも手が勝手に正着を選び取れることこそが理想なのです。

 では座学を頑張るとはどういうことか。私なら「同じような局面で、同じように考え、より良い選択を再現できるように繰り返し学ぶ」ことと考えます。

 先日藍住さんが三麻段位戦で、「自分がリャンメンリーチ。対門から和了牌が出たが和了すれば対門が飛んで2位確定。ツモ和了なら1位の可能性が残り、和了を逃しても3位になることは稀。」という局面に遭遇。藍住さんは「ウマ振り」なのではと感じながらも見逃しを選択。結果和了牌をツモり裏ドラも乗って見事に逆転トップとなりました。私は誰かの打牌を褒めることは滅多にありませんが、この時は本当に褒めてあげたいと思いました。

 しかし、「ウマ振り」と感じたということは、再現性がまだ不十分ということ。確かに「見逃し」が有力な局面は少なく、多くの場合は大きく損をする選択ではありますが、どちらが有利な選択かに着目すれば、見逃しを選ぶことは難しくありません。改めて、「麻雀は基礎さえ身に付けば十分だが、その基礎を身に付ける環境がまだまだ不十分と言わざるを得ない。」ことを実感させられました。

 しばらく配信はお休み(7月に第2回三麻魂天何切る)なので、これを機に本当に力がつく麻雀記事、「一般麻雀理論(一般TCG理論リスペクト)」の執筆を始めたいですね。以前ほど麻雀が生活の中心にないので更新頻度は確実に遅くなりますが、書きたいこと自体はいくらでもあるので生涯かけてゆっくり書き進めてまいりましょう。それではまた。

 

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