【ESFJ】真逆のタイプの話【by INTP】

タイトルの通り。
mbtiについて、存在を知ってからそれなりに経つけれど、自分のことを知るために利用するというのが専らの用途なので、他のタイプについては然程知らない。

大学の講義でmbtiが扱われた際、受講者の中で正反対のタイプ同士でペアを組まされたことがある。
私はINTP。
つまり相手はESFJ。因みに男性だった。
話してみて、本当に正反対で笑った覚えがある。
ほんの数分の会話だったけれど、考えの指標や対人関係のこと、休日の過ごし方など、話したこと全部が真逆だった。
彼は私が煩わしいと思うことを好んでやっていて、私が好むことを彼は避けていた。

例えば休日の過ごし方。
ESFJの彼は、友人や家族など誰かしらと一緒に過ごすことが殆どで、連れ立って色んなところへ外出するらしかった。
対してINTPの私は、休日こそ出来る限り一人で家に引き篭もることが殆どだ。
相手が余程仲の良い人か、自分にとって利があるか、目的地が重要か。
そうでもない限り、一人で過ごしたい。

単純に、真逆の人間って面白いし興味があるので、ESFJのタイプ説明を読んでみた。
参考にしたのはこちら。

INTPが論理学者と表されるのに対し、ESFJは領事。
領事…領事館……、領事?となったので、簡単に調べた。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E9%A0%98%E4%BA%8B#:~:text=%E9%A0%98%E4%BA%8B%EF%BC%88%E3%82%8A%E3%82%87%E3%81%86%E3%81%98%E3%80%81%E8%8B%B1%E8%AA%9E%3A,%E5%A4%96%E4%BA%A4%E7%89%B9%E6%A8%A9%E3%82%88%E3%82%8A%E3%82%82%E7%8B%AD%E3%81%84%E3%80%82

領事(りょうじ、英語: consul)は、外国に駐在して自国民の保護及び自国の通商の促進にあたる外交官の一種。またその業務内容。領事が職務を行う機関として領事館がある。

わかったようで多分わかってないけど、まあ、外交官と考えておけば良さそう。
自陣以外に置かれて相手の懐に入って、自陣の利を得る感じ?
こう書くとスパイにも似たようなことが言えそうだけど、領事はもっと公的で、相手の利も提示しつつ〜…みたいな感じかな。
領事云々は例えの話なので、さておき、16 personalitiesのサイトに戻るとする。

「人生を分かち合えた時、領事は一番の幸せを感じます。友達・隣人・愛する人たちへ、自宅、そして自分の心を開くことで多くのコミュニティの根底を支えているのが“領事型”性格タイプの人たちです。」

「『自分は大切に思われている。支えてもらっているし、安心できる』と周りの人に感じさせるのが領事は得意です。」


ほう?ふーん?なるほど。
何をしてどう生きたら、こういう人間になるんだ?

人生を分かち合う、とは?
分かち合う …分け合うこと。互いに共有すること。
つまり、人生を共有する?
時間や精神的な意味合いか?
心を開き、相手にも開かれることで関係性が深まるという、あれか。
いやわかるよ、わかる。プ○キュアとかで見たことある。

「正しいことを行い、他人に奉仕し、自分によくしてくれた人にお返しをする——。領事は利他的な性分なので、これらのことを自分の責務と考えます。」

「領事にとって善悪の基準は明白なので頑固になりやすいのですが、領事の意見は気まぐれなものではなく、多くの場合、伝統を深く尊重したものです。自分の言動は周囲に影響を与えることも理解している人たちで、「日常生活において他人に思いやりを持ち責任ある行動を取るためには、既存の法律、伝統、社会規範などは役立つものだ」と信じています。」

"善悪の基準"と聞いて、INTPの私は「善とは何か、悪とは何か」という、前提条件の部分にまず注目をして掘り下げたいところなのだけど、ESFJにとっては、善悪とは明白なものらしい。
言わずもがな、全てのESFJにとってそうであるとは言い切れないけれど、INTPではあり得ないことだと思う。
間違った前提条件に則っていくら議論を重ねても、それらは無駄になるからだ。

利他的、他人への奉仕、思いやり、伝統、社会規範。
単語だけで、すでにINTPとは真逆の価値観を持っていることが察される。
INTPには思いやりが一切ない、とは言わないが、思想や行動基準があまりにも違う。

「領事は明確な倫理観の持ち主なので、他の人がそれにそぐわない行動をすると、すっかり面食らってしまいます。」

INTPから見たESFJは「こいつは何なんだ?」となりそうだけど、反対も同じってことなんだろうな。
こっちが「倫理とは何だ?」って倫理の定義を考えているのに対して、ESFJは倫理が既に自分の中に明確にあるのだから、そりゃまあ、色々食い違うと思う。

「外向的な上に周りの人をサポートするのが得意なので、領事はパーティーなどが大好きで、他の皆が楽しい時を過ごせるように色々と気配りをするタイプです」

「秩序だった環境を大事にする領事は、とっさの思いつきで何かをしたり、目的が決まっていない集まりに参加したりするより、事前に計画されたイベントなどに参加することを好みます。すべてがうまく進むように、自分自身がイベントなどを主催することもいとわないタイプです。」

パーティ。パーティか…これはまた、INTPには縁遠いな。
主催も、まずしないな。強制された幹事だって、ギリギリまで粘って避けるのに、自らなんてことは絶対ない。
これは他のINTPにも当て嵌まることかはわからないけれど、"とっさの思いつきで何かをしたり、目的が決まっていない集まりに参加したり"の部分は、私個人としては然程抵抗感はない。
"集まり"という部分はネックだけど、思いつきの行動は嫌いではないし。
そう、嫌いではない。
つまり、進んで参加するのは稀であることに違いはないのだけど。


ESFJについてのサイトを読んでみての、INTPによるESFJへのイメージなどをまとめてみる。


・クラスにいたら、みんなから慕われる良い奴そう。たぶん、誰が相手でも滅茶苦茶嫌われてるってことはない。保証はしないけど。

・文化祭の後にクラスで集まるって計画を立てている時に、教室の隅にいて会話に参加していなかったり、そもそも教室にいなかったりするINTPにも、善意で声をかけてくれてそう。いつも断っててごめん。

・すごく良い奴なんだとは思うけど、たぶん何か話し合うとか、思想の話をするとなると、どうしても相容れないと思う。

・ESFJがINTPに「何だこいつ?」と思う時、INTPもESFJに「何だこいつ?」と思っているのだ。

・既読スルーされたら落ち込んでそうだけど、INTPの既読スルーは恐らく、既読をつけること自体が読んだ報告だと思ってるから、落ち込まなくていい。と言っても、それができないから落ち込むんだろうけど。

・同じ映画を観ても、全く違う感想を持ってそう。そもそも好きな映画のジャンルから違ってそうだけど、議論して正解を出すことや共感を得ることをお互いに求めすぎなければ、そこそこ良い刺激は得られそう。


実際のESFJと関わることができれば、もう少し解像度が上がると思うけど、たぶん互いに「この人とは合わないな」って思ってあまり近寄らないから、難しいだろうな。
mbtiで集まる機会があれば行ってみたいけど、INTPの参加率低そうだな…いや、知的好奇心で案外集まるかも。
mbtiに興味のあるタイプにINTP多いだろうしな。
主催は絶対しないけど。
それこそ、ESFJの方が向いてるね。任せた。




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