「お姫様になりたい」にそろそろ決着をつけたい話

女性なら、誰しも一度はそう思ったことがあるのではないでしょうか。
わたしは中学生のときから漠然と、密かにそう思い続けていました。
高校〜大学前半あたりがそのピークで、持ち物が全てピンクになり、リズリサ(※ピンクとか白とかのフリフリ甘々なファッションブランド)を身に纏っていました。
小学生の頃は男勝りな性格でしたが、立ち居振る舞いも女性らしさを意識するようになりました。
その後、ハタチを境に「お姫様になりたい」は少なくとも表面上は収まっていきます。

わたしがなりたい「お姫様」は何だったのか、冷静に考えるようになったのは結婚してからでした。
いま、ハッキリとわかるのは

・女性らしさへの憧れ
・無条件に愛される、大切にされることへの憧れ

つまり、「お姫様になりたい」は両親への反撃でした。
20代半ばでそれに気づけてよかった。
そうでなければ無意識の反撃・復讐に貴重な残りの人生を費やしてしまうところでした。

われわれアダルトチルドレンはどうも両親に期待しすぎだというか、「親も親である以前に一人の人間であり、模範となる親なんて誰一人いない」という実感が欠けているのだと思います。
無条件に愛されるってたぶんこの世界のどこにもないんですよね。

この2つの願望を今すぐに手放すことは難しいですが、自覚出来ただけでも一歩前進です。



もし文章が気に入っていただけたらサポートお願いします。