あー、今日も目が覚めちゃった？１日が始まったことに絶望した？

受け入れたくなくてまたずっとベッドの中かなあ

それは別にいいけどご飯はちゃんと食べてね、ままが心配するから

びっくりすると思うけど、大きな怪我も病気もなく、気づけば21歳になりました

20歳まで生きるつもりすらなかったのに、おかしいでしょう？笑っちゃうよね、なんでだろ

毎日目が覚めることに絶望して、頼りにならないなっておとなにも絶望して、ただただ時間を浪費するだけの自分にも絶望して

生きてる意味とか存在意義とか考えてもどうしようもないことばかり考えて疲れてない？

これまた笑っちゃうんだけどさ、21歳になっても同じことを考えてるし、相変わらず答えは見つかってないよ

でも、なんとか生きてる

毎年ちゃんと誕生日をお祝いしてくれる人がいて、泣いたり笑ったりしながら歳をとって、気づけば6年、21歳

長いようで短かった、いや、ものすごく長かった6年

しあわせだよ〜！

と言いたいところだけど、まだ胸張っては言えないな

15歳のきみと同じように、目が覚めることに絶望する日も全然あるし、ふと消えたくなっちゃう日だってしょっちゅうあるよ

6年も経てば慣れたもんで、消えたいって感情とも友達みたいな感覚だったりして、あーまた来たなーって思ってやり過ごせるようになった気がしなくもないけど、やっぱりつらいんだよ、ウンウン

こういう過去の自分への手紙って、いまはしあわせだよ大丈夫だよがんばれ！って言うもんなんだよね、きっと

でもそんな無責任なこと、言えないや

今でも思い出したら息ができなくなるんじゃないかってくらい、つらくて苦しいもんね？

21歳のわたしがどれだけしあわせだよって言ったって、今きみがつらいことにはかわりがないもの

だから、しあわせだとかがんばれだとかは言わないでおくね

ただすこしだけ、ほんのすこしだけ、光が見えたらいいなと願いを込めて、

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わたしは今、東京で一人暮らしをしています

21歳になったわたしの世界にはびっくりするほどいろんな人がいて、それと同じくらい、いろんな生き方があって、いろんな働き方があります

将来の安定のためにとかなんとか言って薬剤師を目指しているきみには想像もできないだろうけど、あと数年したら全然ちがう世界に飛び込むことになります

安定とは無縁の生活！

でもとりあえず今の所は仕送りなしで生活できてるから安心してね（今日もかわいいコスメとお洋服買っちゃった）

あ、高頻度で帰省してるので、できるだけ家族には八つ当たりとかしないこと！あとで妹と弟に貢ぐ羽目になっても知らないよ！

あと、今持ってるそのカメラ、大事にしてね

これから先もしばらく大切な相棒です

もう作る気が無かった友達は、たくさんできたよ

18歳以降に出会って信頼できる人なんていない！ってそう思う気持ちもわかるけど、20歳の誕生日を祝ってくれたのはほとんどが18歳になってから出会った友達だった

おいしいもの食べたり、旅行行ったり、恋バナしたり、、みんな同じくらい大好きで大切な友達

必要なときに、ちゃんと出会えたよ

出会いは必然なのかもしれないね

それから

わたしのことを心配してくれる人がいるよ

大切だと言ってくれる人も、好きだと言ってくれる人も、憧れだなんて勿体無いくらいの言葉をくれる人もいる

わたしは21歳になってもまだ自分のことは好きになれないし、自信も余裕もない

自分の価値もわからない

でもね、それでも、こんなわたしでも、認めてくれる人がいます

信じられる？想像できる？

今、きみはたぶん世界にひとりぼっちだー！って毎日思ってるんだろうけど、それはきみが気づいてないだけ

そのうちわかるよ

わたしはずっとひとりじゃなかった

もしひとりでどうしようもなくなったときは、ちょっとでもいいから、手を伸ばしてみてほしい

手を差し伸べてくれる人が必ずいるから

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20歳まで生きる気のなかったわたしは、21歳になった

最近、30歳まででいいや…って考えて見たけど、それじゃあすこし物足りない気がして、周りには50歳まででいいやって言ってるの

それを聞いた人たちは、えー！早いよー！って笑うけど、30年も伸びたんだから大きな進歩だと思わない？

生きていればいいことあるさ、なんて聞き飽きた台詞にも、まあ間違ってはないかなあと思えるくらいのいいことはあったよ

それと同じか、すこし多いくらい悪いこともあるけどね

もし、この文を15歳のきみが読んだら、なんて言うんだろう

泣いちゃうのかな

それともやっぱり、うるせなあって言うのかな

まあそんなことどっちでもいいんだけど

これから先、きみがしていく選択は、何１つ間違いではないからね

自分で正解にしていくことができるから、大丈夫、大丈夫

わたしが生きてるってことはそういうこと

泣きたいときは泣けばいいし、

学校なんてつらけりゃやめちゃえ、

ただご飯は食べて、ひとりだと思わないで

とりあえず生きてるならそれでいいからね