たいくつな夜をくれた人


たいくつな夜をくれた人
わざと泣いてばかり 困らせてたの ゴメンネ
あの時のセリフ 忘れないの
「君はワガママ だねぇ…」ha!
------ Little Miss Highway (JUDY AND MARY)


全然ジュディマリ世代じゃないけど、今でもいちばん好きなバンドはJUDY AND MARYだって言ってる。全然世代じゃないけどなんでか学生時代にずっと聴いてたなあ。


MIRACLE DIVINGは一番の名盤だと思っていて、KYOTOからのLittle Miss Highwayからのあなたは生きているの流れなんて天才すぎて未だに聴くたび泣きそうになってしまう。

中でもLittle Miss Highwayがわたしは好きで。


「たいくつな夜をくれた人」って表現を思い付いたYUKIは天才だなーってずっと思ってる。


「たいくつな夜」って言葉だけ切り取ると、終わった恋を、その人を、マイナスの思い出として振り返ってるようにも思えるんだけど、「たいくつな夜を"くれた"人」って表現で、どうしようもなく愛おしく思ってたことがわかってしまう。

2人で過ごした、特別なことなんてなんにもない、取り留めて話すようなこともないなんでもない夜を過ごした日のことを、どうしようもなく愛おしく振り返ってしまう。でもだってそれが恋なんだもん。そんな気持ちをこんなふうに表現できるYUKIってば天才すぎる。



話すことなんてもうないのにそれでも一緒にいたい。もうばいばいすればいいのにそれでもこのまま一緒にいたい。もうすることなんてないのに。

そんな夜を過ごした人のことを思い出すときに、「たいくつな夜をくれた人」だなんて言っちゃうような、ちょっぴり天邪鬼で素直になりきれないところもあるんだけど、でも大好きで大好きで仕方なかったことが、愛おしく思ってたことが隠しきれずに溢れちゃったみたいな絶妙な表現ができるYUKI が、いつまでもわたしにとっては憧れのかわいい女の子なんだなあ。


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