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立春歌舞伎特別公演昼の部「源平布引滝」三幕

noteにアップした過去日記でも触れたことがあると思うのですが、毎月月初に配布される「大阪府政だより」に演芸演劇の半額招待券の案内がありまして。
見たい演目があればせっせと応募してます。
日曜日に「立春歌舞伎特別公演」観に行って来ました!

「半額招待」がある日時で、私の方の都合が良い日しか応募出来ないので、今回はこの日の昼の部。お席も自分では選べません。
過去、かなり良い席だったこともあるけど、2階席だったり1階でも「見切れ席」だったこともよくありました。

でも!今日は前から5列目花道真横!
これは凄い!

メッチャクチャ迫力でしたー!
近い近い近い!
至近距離にラブりんんん!

サンケイスポーツさんから画像お借りしました

去年愛之助さんの主演ミュージカル「西遊記」も見に行きましたが。
やっぱり歌舞伎の舞台に立っている片岡愛之助丈がいちばんイイ♡
カッコいいです~

 『源平布引滝』は並木千柳、三好松洛の合作による全5段の時代物の人形浄瑠璃で、寛延2(1749)年に大坂竹本座で初演されました。「戸板倒し」や「蝙蝠の見得」、「仏倒し」といった、歌舞伎ならではの激しい立廻りが有名な「義賢最期」と、捌き役の典型とされ、武芸とともに知性と情を兼ね備える颯爽とした武将である斎藤実盛を描いた「実盛物語」が上演を重ねていますが、今回は関西で久しぶりの上演となる「竹生島遊覧」を加え、この演目の全体像を丁寧に描き出します。

歌舞伎公式総合サイト「歌舞伎美人」公演みどころ

「戸板倒し」は、片岡仁左衛門さんが片岡孝夫時代に工夫された演出だそうです。それを継いで義賢を何度も演じて危険な「戸板倒し」や「仏倒し」をやってのけているのが愛之助さん。思わず息を飲みます。

ところで。日本史に疎い私ですが「実盛」という名前をつい最近読んだような気がするわ?

週刊文春 2月1日号
古紙回収の日に出しそびれて積んでました

週刊文春の「室町ワンダーランド」という連載でした。
著者の清水先生のご先祖さまだそうです。
「実盛物語」で愛之助丈演じる実盛は、やむを得ぬ事情があり、手塚太郎光盛と名乗る侍となる太郎丸(子役ちゃん)の母、小万の腕を切り落とし、小万は死んでしまいます。
母の仇を討つという太郎丸に実盛は、今は討たれる訳にはゆかないが、手塚太郎光盛が主君・木曽義仲を守る立派な侍となった暁には討たれようぞ、この顔をしかと覚えておけ、と約束します。
すると太郎丸の祖父が、太郎丸があなた様の顔を覚えたとて、木曽義仲公(この場で生まれたばかりの新生児です)が成人して立派な武将になった頃には、あなた様はもう老人であり顔はシワだらけ髪は白髪頭になっておりましょうと言います。
実盛は笑って、それなら木曽殿と戦をする時には白髪頭には墨を塗って若作りをしていくから、必ず自分を討ち取るようにと太郎丸に告げて、自分の馬にも乗せてやって、別れを告げたのでした。
「室町ワンダーランド」によると、あの子役の太郎丸ちゃんは手塚治虫のご先祖さまだったのか。


この日も出演されていた尾上右近さん(男前!)・中村壱太郎さん(綺麗!)が出演される、3月京都南座での公演も、半額チケット当選しています~嬉しい。
まだチケットが届いてないのでどういうお席か分かりませんけれども。

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