アマガエルを連れて帰る夢を見た話

修学旅行のような旅行だった。

友達たちとホテルで買い物をしたり、大浴場へ向かう。ロッカーの鍵を手首につけて……そのまま帰ってしまった。

家で荷解きをしながら、手首の鍵を見る。鍵とはいえ、デジタルの腕時計のようで、ホテルでいつ鍵をしたのか、買い物でいくら使ったのかが表示されている。なんの鍵だったっけ。ロッカーのはずだけど、なにを入れたロッカーだっただろうか。入れた記憶が無い。ホテルで入れるとしたら靴だろうか。でも特になんの問題もなく帰って来れている。

そういえば、もうひとつホテルの鍵があった気がする。それを確認してからホテルに連絡をして、謝って送ろう。

けどすぐには電話ももうひとつの鍵を探すこともしなかった。なぜなら手元のアマガエルたちを逃がさないようにするために忙しいからである。

植物を買ったら紛れ込んでいったのだ。植物も、トレーのようなものに何株も買ったので、一株に一匹いるようなものだった。なのでアマガエルの数も両手の指を超えている。

とにかく広く浅めの箱に入れてラップをした。倉庫に水槽やプラスチックケースがあったはずだ。そこで飼おう。うまく飼えるだろうか。


場面は飛び、修学旅行の時に戻る。今度は自由時間だった。

公民館のロビーを歩いていくと、ホールで演劇があるらしい。そうだ。好きなアイドルがキャストだったんだ。私はチケットを持っている!

トイレに行ってホールに入る。

悲しいかな、認知度は低いものの、大きな事務所のアイドルだというのに警備はザルどころかもぎりを警備員がやっていた。ホールに人も少ない。チケットもあるのに、なんだか小学校での演目がはじまるかのような場所だった。椅子もパイプ椅子が二列並んでいるだけで、半分以上フローリングのままだった。

これだけしか観客がいないのか、と驚いているとさらに驚くことに列が一列になってしまった。席を詰めたのだ。全席が神席となってしまった。

日常です。 愚痴などは有料にします。あまり公開するようなものでもないけど、吐き出したいだけなのです。