建築屋が飲食店と組んだ理由。

2回目かな。
ちょっと公庫に受かる方法とか書こうと思ったんですけど、その前にこっちが書きたくなっちゃいました。

さて、なんで、建築屋が飲食店と組んだのか。です。

これにもロジックはしっかりとあります。

飲食店は日銭、現金商売
建築屋は売掛、信用取引

になります。
で、まちづくりや空き店舗、空き家対策って凄く時間がかかる。

そうすると、生活するお金が底を尽きて、だからみんな何処かで撤退するんですよね。

それか何か他の仕事をする。
だからそこに注力できない。

なので、その仕組みを根本からひっくり返そうと思ったんです。

飲食店は日銭が入ります。
なんで、その日暮らしをするにはもってこい。
そして、まちづくりをする事によって外貨を獲得する事が可能になります。

つまるところ、商圏拡大を行うことが出来るという飲食店側のメリットですね。

で、そこに建築屋として、僕は売掛をするのですが、その金額をサブスクの様に保守メンテナンスとコンサル、ウェブ管理まで含めてパーケージングして月10万から20万で契約する。

そうすると、飲食店として1番ネックなイニシャルコストの設計料を一人雇うだけで浮かすことが出来る。

売掛商売の建築屋からすれば安定した収入が入りつつ、飲食店としては開業費用を落とすことが出来るという仕組みを取っています。

まぁ実際10万でも高いんである程度軌道に乗ったら5万くらいで売りに出そうかとは考えています。

ぶっちゃけ飲食店経営する人がまちづくりしてもしょうがないんですよ。
だってプロじゃないんですから。

だったら困ってるところ
やりたいことの共通点を見つけて
一緒に共生していく。

僕ら建築屋が出せる技能を分解して
飲食店に落とし込むと結構色んな仕事があります。

積算
施工管理
図面
代理人
これって実は飲食店にもある仕事。

原価管理
日程調整
予定調整
チラシ等のデザイン
代理で役所へ行く
法律関連
等々

領域を横断して仕事をすると意外とほかに役立つスキルってたくさんある。

なんで、今そんなことを実験しながら
変わった飲食店を運営しています。