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【葬儀ナレーション作成】打ち合わせでコレを聞いておくと「映える文章」を作りやすい項目5選

今日の記事は、ご遺族の皆さまとの打ち合わせの中で、私ができるだけ聞き取っていることについて書きます。
これは葬儀ナレーションに限らず、取材を伴う、人を紹介するための文章を書く仕事をされる方には、そこそこお役に立てる内容ではないかと思います。

タイトルで、「映える文章」という表現をしましたが、これは、バエるではなく、映えるの本来の意味で受け取っていただけると嬉しいです。

は・える【映える/栄える】※goo辞書より

1 光を受けて照り輝く。「夕日に—・える連山」
2 引き立ってあざやかに見える。また、よく調和する。「紺のスーツにネクタイが—・える」
3 (栄える)りっぱに見える。目立つ。「—・えない役割」

要は、故人さまとご遺族さま、また縁ある方々との思い出を、美しく鮮やかに表現する文章だと思ってください。

1 故人さまの略歴

故人さまのお名前、年齢、生年月日、出身地、家族構成(配偶者、子・孫・ひ孫の人数など)、職歴、地域での役割(例えば民生委員や町内会役員など)、趣味など

→大正末期から昭和初期の、戦前・戦中のお生まれ、昭和20年代以降の戦後のお生まれでは、幼少期から青年期の暮らしが、かなり違ってきます。戦中のご苦労は、私たちには計り知れない悲しみが伴う場合もありますので、お話を伺う相手の表情を見ながら、聞き取りには最大限の気遣いが必要です。

葬儀ナレーションであれば、そこを深堀りする必要はないので、相手からお話を始められた場合のみ、聞き役に徹し、柔らかい表現で組み込むことは可能かと思います。

また、戦前・戦中のお生まれの方の中には、普段から着物に割烹着で家事をするお母さんや、亭主関白で大酒飲み、気が短いのに憎めない職人気質なお父さんなど、まるでドラマのようなシチュエーションが、まだまだ割と登場します。

戦後の高度成長期を走り抜けた方々もまた、転勤を繰り返し売り上げを上げ続けたスーパー営業マンのお父さんや、その後ろで家庭を守って家事子育てに専念した良妻賢母なお母さんのお話をたくさん聞きます。

移り変わる時代、と一言で表現しがちですが、そういう時代を反映した、そのご家族ならではのストーリーを交えながら紹介をすることで、思い出が色鮮やかによみがえる文章になると思います。

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さて、ここまでは準備したプロフィールシートなどで、皆さん、聞き取る情報かと思います。ここから下は、目次のタイトルのみ無料公開、詳細は有料とさせていただきますね。
タイトルだけで大丈夫な方は、ぜひ、日々の取材に組み込んでみてください。もう少し説明やヒントが欲しい方は、ご購入をお願いします。

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